美しくタフな女性だけのクラシックカーラリー



最終日。2018年のゴールはフランス南西部のリゾート地ビアリッツ。王侯貴族が別荘を構えた土地として有名だ。ナポレオン三世が愛するウジェニー妃のために建てた別荘が、いまでもオテル・デュ・パレとしてランドマークになっている。午後4時過ぎ、市内の施設Cité de l’Océanに、1700キロを走破したタフな女性チームが最高の笑顔とともに次々と帰還してきた。完走したのは87台。出迎えた家族や仲間とハグを交わし、他チームと健闘を称えあい、シャンパンでゴールを祝う。

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日本から参加した鈴木さん・加藤さんペアもポルシェ356で1700キロを走り切り、無事にゴールした。

闊達なベテランドライバーの健康的な笑顔を見ると、美に年齢は関係ないことを思い知らされる。

フィニッシュ直後にパートナーの男性(愛車を貸したのだろうか)が車に駆け寄り、エンジンルームをチェックする。

スタートしてから5日ぶりの再会で、パートナーと抱き合い喜びを分かち合う女性の姿も。

日本から初参加した鈴木さん・加藤さんペアも見事完走を果たし、リシャール・ミル特別賞を受賞した。ラリー・デ・プランセス リシャール・ミルでクラシックカーの魅力を体感したという鈴木さん。「クラシックカーは、自分が操れば操った分だけ、しっかり応えてくれます。これはモダンカーにはない魅力です」と語りながら、ラリーを終えて、オースティン・ヒーレーが欲しくなってしまったのだと告白してくれた。5日間のラリーを終えた女性たちの姿は、まばゆいほどに美しく、そして強い。"プリンセス"とは、たおやかな"お姫様"ではなく、自立し輝く女性のことではなかろうか。考えてみればこのビアリッツという土地は、ココ・シャネルが初めてのクチュールハウスを開いた地。いつの時代も、強い女性は美しい。

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来年は記念すべき第20回

「モータースポーツは男性だけのものだ、なんて誰が言ったのかしら?」と、女性だけのラリーを立ち上げたヴィヴィアン・ザニロリ。夫はパリ-ダカール・ラリーでも活躍したラリードライバー、パトリック・ザニロリだ。彼女は、1929年に開催された女性だけのモータースポーツイベント、「パリ-サン・ラファエル・ラリー」にインスパイアされて、2000年にこのラリー・デ・プランセス リシャール・ミルを主催するに至ったという。

参考までに、2018年の参加費は6200~6700ユーロ。2名+1台の参加費一式、40名のスタッフによる競技と物流のバックアップ、毎日のラゲッジ搬送とメカニックによるサポート、4つ星または5つ星ホテルの宿泊(5泊:ツインベッドルーム)、2名分の食事(ランチとディナー5日分)、ガラパーティーと授賞式、GPSによる追跡、写真・ビデオ撮影、保険、駐車場のセキュリティー、車両用ゼッケンとプレート、ロードブックとタイムカード、毎日のギフトが含まれている。

2019年には記念すべき20回目が開催される。概要が発表されるのが、いまから待ち遠しくてならない。

Rallye des Princesses: http://www.zaniroli.com/rallye-des-princesses/

最終日にはビアリッツ市内から7キロほど離れた山中にある古城、アルカング城で表彰式とガラパーティーが行われた。


鈴木さん・加藤さんペアはリシャールミル特別賞を受賞。

表彰式後に開催されたガラパーティーは大変な盛り上がりで、宴は深夜まで続いた。本当にタフなプリンセスたちである。

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表彰式・ガラパーティーでのドレスも楽しみのひとつ。皆それぞれ自分らしさを表現する装いが美しい。


自社開発自動巻きトゥールビヨン搭載のマスターピース

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リシャール・ミル自社製自動巻きトゥールビヨン ムーブメントCRMT1を搭載した最新レディスウォッチ「RM 71-01 オートマティックトゥールビヨン タリスマン」。ダイヤモンド、マザーオブパール、オニキス、ブラックサファイアがちりばめられた、女性のために作られた魅力的なモデル。「タリスマン」という名の通り、不思議な力のあるお守りとして、それを身にまとう女性を守護してくれるに違いない。全10種類。各5本限定。価格4530万円(税別)。

リシャール・ミルジャパン http://www.richardmille.jp/

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