戦前車の最高落札価格更新│40年前の購入価格から1500倍の高騰!?

戦前車のオークション最高落札価格が更新された。そして、その価格は購入時の10倍でもなく、100倍でもなく、1500倍以上にまで跳ね上がったのだ。一体、何の車が、いくらで落札されたのであろうか。

先ず、車の正体は1939年 アルファロメオ 8C 2900 B トゥーリング ベルリネッタだ。戦前車の中は最も速いモデルだった。そして、カロッツェリア・トゥーリングが手掛けたロングノーズモデルは5台のみ製造され、今回、出展されたものはそのうちの1台である。





最初のオーナーは不明だが、1939年にイギリスに渡り、1960年代にフランスへ移るまで度々コンクールに参加をしていたそうだ。1976年には、オランダで購入された。そして、このオランダ人のオーナーがつい先日まで、40年以上のもの間所有していた。すべてオリジナルで、レストアもされていないにも関わらず非常に良いコンディションを保っている。





そして、このオランダ人オーナーが1976年に購入した価格は現在の価値に換算しても1万1000ユーロ(136万円)程であったそう。それが今回落札された価格は、1647万5000ユーロ(約21億)という驚きの結果となった。

クラシックカーの価格高騰が顕著に現れている出来事である。

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