15億円の世界に1台 漆黒ブガッティ│オマージュされたモデルに比べると遥かに安い?

Images: Bugatti

2019年で創立110年を迎えたブガッティより、ジュネーヴ・モーターショーにてワンオフモデル"La Voiture Noire"が発表された。ブガッティの中でも、最も価値のあるとされているタイプ57 SC アトランティックへのトリビュートモデルである。

ブガッティ創立者のエットーレ・ブガッティの長男であるジャン・ブガッティによって設計されたブガッティ・タイプ57をベースに製造されたものが、SC アトランティックだ。2ドアクーペにスーパーチャージャー を搭載しており、1936年~1938年の間に4台のみ製造された。そして、現存しているのは3台。今日でも、その美しい姿でコンクールデレガンスでも人々の注目を集めている。


1936年 ブガッティ タイプ57 SC クーペ アトランティック  Image: Peninsula

見てみると、このワンオフモデルはブガッティ・シロンをベースにしていることが分かる。パワーユニットはシロン同様であり、8リッター W16エンジンを搭載している。最高速度については公表されていないが、シロンとあまり大差はないであろう。ブガッティが公式にこのワンオフモデルのパワーについて出しているコメントは、"この車は快適なラグジュアリーリムジンのクーペで、ハイパースポーツカーのパワーを持っています"ということである。



シロンをベースにはしているが、無駄のないデザインはタイプ57を彷彿とさせる。ボディはカーボンファイバーを用いてハンドメイドされている。中でもタイヤのデザインが変わっており、タイヤにホイールの絵が描かれているのだ。

1台しか存在しないこの車を購入した人物は正式には分かっていないが、ポルシェ創設者フェルディナンド・ポルシェの孫であるDr. フェルディナンド・ピエヒではないかと推測されている。価格は、1250万ユーロ+tax(約15億円)。しかし、ジャン・ブガッティが所有していたブラックのタイプ57 SC アトランティックが現存していたらその額は125億円にはなると言われている。





オクタン日本版編集部

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