ポルシェ911をリイマジン│10周年を迎えたシンガーがグッドウッドで走らせるのは?

Singer vehicle design

ポルシェ911をベースにするクリエイター集団であるシンガー・ビークルデザインが、完璧な911を仕立てたいというコンセプトのもとに本格始動したのは2009年のこと。記念すべき10年目を迎えたのだ。

シンガーが"リイマジン"したポルシェは、1990年式ポルシェ964をベースに4リッターまで拡大させたフラットシックスエンジンを搭載し、6段MTを組み合わせて73カレラのような装いに仕上げるなど、1自動車メーカーとしての立場を築いている。

そして、これまでの10周年を祝うため、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで特別な911をいくつか走らせると発表。中には未だどこにも公開されていないモデルも登場するとのこと。

ウィリアムズとのコラボレーションで誕生した、DLS スタディー シンガーも再び姿を現す。昨年もシンガーはグッドウッドのヒルクライムで走らせているが、それから更なる研究を重ねてより良いモデルを生み出したという。その成果を今年のグッドウッドで見せたいと話す。



極寒の中でのテストとして、スウェーデンで走行も実施している。シンガーを雪の中で走らせる人はごく少数であろうが、雪道走行も可能であることを示すためだという。
外装も、今年は特別なラッピングが施される。


また、"サセックス"と名付けられた1台も登場。これは、ノーマルのシンガーモデルとは異なりロードカーとして作られたもの。現在、既にオーナーがいるグレーの911であり、シンガーは“ジェントルマンが持つ公道も走れるロードカー”とコメントしている。



更に、グッドウッドには登場しないが"マルホランド"と名付けられた新たな1台もシンガーは用意している。これはワイルドなエクステリアを持ちスポーツカーとしての要素が盛り込まれたものだそう。

10年という節目を迎え、これからどのようにシンガーが進化していくのか楽しみである。

オクタン日本版編集部

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