超貴重!ガレージで眠っていたランボルギーニ・ミウラを発掘│砂まみれで1億円の理由は?

RM Sotheby's

"タイムカプセル"とも言えよう、全くレストアされていない完璧なオリジナルのままで4年間眠っていたランボルギーニ・ミウラ P400Sが発見され、10月に開催されるオークションへ推定落札価格約1億円で出展される。

1969年に製造されたこのミウラは、これまでに2人のオーナーに所有されていた。1971年にドイツのオーナーが購入し、1974年には2人目のオーナーであるアマチュアドライバーのハンス・ピーター・ウェーバーのもとへと渡った。彼はスーパーカーを持つことをずっと夢見ていたそうで、このミウラを購入するに至ったのだ。

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イエローカラー"ジャッロ・フライ"に身をつつんだミウラを彼はとても大切にしていたそうで、コンディションを頻繁に気にかけるだけでなく、特別な場所にしか運転していくことはなかった。実働していた46年間で走行距離は3万kmを示している。ウェーバーが2015年に逝去した当時は走行できる状態であったが、その後はずっとガレージにしまい込まれていたためにこれからすぐに動くかは分からないという。丁寧に管理されていたことを物語るように、ペイント、インテリア、エンジン、その他すべてオリジナルのままである。また、1971年当時のオリジナルドキュメントブックも付いており、ランボルギーニファクトリーとの文書も残っている


「私は広い自然のあるところに住んでいたのですが、叔父がミウラでここへ来るといつでもすぐに分かったんです。エンジンの音が遠くからでも勢いよく飛んでくるんですよ」と、彼の甥は話している。



オークションハウスのヘッドを務める人物はこのようにコメント。「これほどにレストアもされていない、完璧なオリジナルなミウラをオファーできることを光栄に思います。ミウラ自体が貴重な車ですが、このミウラと同じような状態のものは二度と出てくることはないでしょう。オリジナルのミウラを求めているコレクターにとっては堪らない1台に違いないです」

オクタン日本版編集部

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