奇想天外なコンセプトカー5選│ベルトーネが生んだ宇宙船のようなスタイリング

octane UK

ポーランド人フォトグラファーであるピョートル・ヤブロンスキーは、ベルトーネのコンセプトカーをテーマにした美しいカレンダーを制作していた。その中から、5つのコンセプトカーを紹介する。


1968年 アルファロメオ カラボ
もしかしたら、子供の頃にこのミニカーを持っていた人もいたかもしれない。ショッキングピンクで作りは決して良くなかったが、今となっては高値で取引されているのだ。カラボは1968年 パリ・モーターショーで発表されたV8エンジンをミドに搭載した1台。デザインは鬼才、マルチェロ・ガンディーニによるもの。ネーミングは、"Carabidae beetle"(カブトムシの一種)から取られている。ここで採用されたシザースドアは、ガンディーニの代表作品ともなり、ランボルギーニ・カウンタックにも採用されている。



1976年 アルファロメオ ナバホ
くさび形のナバホは、1970年代以外の時代では生まれることがなかったであろう。カラボ同様にティーポ33をベースに製作され、1976年 ジュネーヴ・モーターショーにて展示された。カラボの内装はビニールだったが、ナバホは合理的な配置デザインでプラスチックが用いられた。ナバホのインテリアデザインは、それ以降のアルファロメオ市販車に影響を与えたと言われている。



1984年 シボレー ラマーロ
ベルトーネによるシボレーのショーカーは、1962年に発表されたジャガーEタイプのようなスタイリングのテストゥードがあった。それ以来、2台目となるシボレーのショーカーとしてラマーロが登場する。1980年代の C4がベースになり、特徴はスライド式に前に出るドアであった。ネーミングは爬虫類のカナヘビから取られている。



1966年 ランボルギーニ・マルツァル
一見すれば、エスパーダに影響を与えた1台であると分かるであろう。1966年のジュネーヴ・ショーでマルツァルが発表されたときは、フェルッチオ・ランボルギーニでさえこのガンディーニの作品はあまりにも未来的でありすぎると思ったそうだ。4シーターでガルィングドアから乗り込むかたちで、エンジンは2.0リッター 直列6気筒を搭載していた。ディンキーのミニカーではブロンズに塗られていた。



1970年 ランチア ストラトスゼロ
ランチア ストラトスとラリーカーのネーミングが与えられているが、共通しているのはミドに搭載したエンジンのみ。もちろん、こちらもガンディーニの作品である。全長は3.58mで、これは初期型のフォード・フィエスタと同じくらいの長さだ。マイケル・ジャクソンのフィルムにも登場したことのある、スター的存在だ。

Words: Glen Waddington 文:オクタン日本版編集部

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