フランク ミュラー|「過ぎ去る時の儚さ」を表現した複雑機構の新作

フランク ミュラーより、医療用工具に用いられる高品質なステンレススティール製ケースを採用したトノウ カーベックス レトログラード セコンド25thが登場。扇状の動きをみせるレトログラードセコンドを備えたモデルである。

スモールセコンドに使われている針は、小さいながらも蛇状にうねる力強いデザイン。
一般的な腕時計の針は円を描くように動き、まるで時が永遠に続くような錯覚を与えるが、人にとって時間は有限であり、過ぎ去った時は戻らない。この時の儚さを往復運動に置き換えることで限りある時を意識させ、時の大切さを知るきっかけを与えたいというコンセプトのもと作られた。

レトログラードという機構は昔から限られた時計師でしか会得できない、高度な技術である。扇状に針が左から右へと進み、60秒の終点に到着するとフライバックする形ですぐさま0秒に戻り、同じ動きを繰り返す。この動作を司る機械はゼンマイ状のスプリングとカム(カタツムリ状の歯車)で制御され、スプリングの巻き閉まる動きで力を蓄積し、ほどける力で開放(フライバック)を繰り返している。この機構は古くから数々の名作複雑時計に応用されるが、フランク ミュラーだからこそ、時間の尊さを気付かせる作品に仕上げた。

たゆまぬ努力とロマンを込めたトノウ カーベックス レトログラード セコンド25thは、まるで雄大な海原のような壮大さと深みを持ち合わせたエナメルブルーが煌めき、エレガントに輝くゴールドのビザン数字と美しく組み合わさるリミテッド エディション。時代を超えて再製作されたオリジナルシェイプ“2851 ”コレクションは歴史を動かす創造者ならではの哲学と情熱が込められた作品が完成した。

トノウ カーベックス レトログラード セコンド25th
163万円 (税抜)
[自動巻き、時、分、レトログラード、ステンレススティール、ステンレススティールブレスレット、25本限定]

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事