フェラーリの市場価格変動の特徴とは?│ポルシェに次ぐ指数上昇

HAGI

2019年8月はHAGI(ヒストリック・オートモビール・グループ・インターナショナル)の大半の指数が上昇した。なかでもフェラーリは好調で、フェラーリ指数(HAGI F )は4.19%跳ね上がり、ポルシェ指数の6.87%に次ぐ2番目に高い伸びを示した。

この伸びはフェラーリに関しては特に歓迎すべきだろう。HAGI F はひと月前に、2016 年6月の水準にまで落ち込んだばかりだったからだ。3年前は下げ相場の反動で325 . 63に持ち直した時期だった。今回の動きもこのときと同様で、7月に325.66に下げたあと、8月に339.30に回復した。それでもピークだった2018年5月の362.88に対して、6.49%後退している。
 
8月のフェラーリや他の指数の伸び幅に関しては、為替変動の影響があることを見逃してはならない。HAGI 指数はイギリス・ポンドに換算して算出されているが、ポンドは8月にドルやユーロに対して下落した。そのため、ポルシェとフェラーリ以外の指数が記録した小幅な上昇はポンド安で相殺されてしまい、フェラーリとポルシェの伸び幅も控えめになっているのだ。
 
目を広げると、フェラーリの意外な特徴が見えてくる。フェラーリは絶対的ステータスを誇り、高度成長期には先頭を切って上昇した。ところが2008 年以来のパフォーマンスを見ると、市場全体の動向を示すHAGIトップ指数や、HAGI ポルシェ指数をわずかに下回っているのだ。
 
とはいえ、フェラーリは悪い意味で依然として他をリードしているのかもしれない。HAGI F は変動の幅が大きく、その頻度も激しい。それ故に、3年間で1.04%下落し、マイナスを計上している唯一の指数である。対して他の指数は3年前より6.50~12.78%上昇している。
 
十分な資金と見る目のあるフェラーリのコレクターにとっては、見逃せない好機だ。


HAGIフェラーリ指数は、収集価値のある主要フェラーリの価格変動を示したもの。縦軸は2008年12月31日を100とした指数。

編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo. ) 原文翻訳:木下 恵 Transcreation:Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.) Translation:Megumi KINOSHITA

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