2020年のペブルビーチ・コンクールデレガンスは歴代チャンピオンが集まる!

Pebble Beach Company Lagorio Archives

毎年8月に開催される、モントレー・カーウィークのフィナーレを飾る一大イベントであるペブルビーチ・コンクールデレガンス。世界中から厳選されたクラシックカーが集まり、最高峰の競い合いとなる。そして、2020年は今までにないほど、ベスト・オブ・ショウを獲得するため熾烈な戦いが繰り広げられることになるだろう。

なぜならば、2020年8月16日に予定されている記念すべき第70回目のペブルビーチ・コンクールデレガンスでは、歴代の優勝車が一堂に会するのだ。

「これらの車はすべてが特別な1台です。それぞれの時代の優雅さや、その当時の最先端技術を体現しています。彼らは新しい時代を築き、そしてまた、ここペブルビーチで賞を獲得することによって歴史を重ねてきました。ある意味、わたしたちそのものを表しているのです。コンクールのお祝いは、この車たちのためのお祝いなのです」と、コンクールの会長を務めるサンドラ・バトン氏はコメントした。

もちろん、会場では他の車両たちも美しさを競い合う。1930年に創立されたピニンファリーナによって手がけられた車は複数のクラスで競い合い、タルボ・ラーゴ グランスポーツは特別展に登場する。ポルシェ917や、カレラ・パナメリカーナ、ミラー製エンジンを搭載した車両も数多く展示される予定だ。アンティーク時代からは、初期の電気自動車が選出され、戦後からは新しくイソ・リヴォルタのクラスが用意される。以下のような内容だ。

ポルシェ917 

スティーヴ・マックイーンの映画『栄光のル・マン』でも取り上げられているように、ポルシェは1970年と1971年に、917で初めてル・マン24時間にて優勝を果たした。


ピニンファリーナの90周年

この有名なイタリアのデザインチームでは、フェラーリ、アルファロメオ、マセラティなど、今なお愛され続けている車を作り続けてきた。今はインドのマヒンドラグループに属し、その関連会社であるアウトモビリ・ピニンファリーナでは電気自動車も製造している。


初期の電気自動車

電気自動車は19世紀半ばに登場し、当時はガソリン自動車よりも電気自動車が席巻すると考えられていた。


タルボ-ラゴ グランドスポーツ

スピードとラグジュアリーを兼ね備えたデザインを持つ、グランドスポーツ。そのコンセプト通り、その当時のもっと力強く、美しい車だ。


カレラ・パナメリカーナ

世界で最も危険なレースとして知られるカレラ・パナメリカーナは、メキシコで1950年から1954年にかけて行われたボーダーツーボーダーのオープンロードレース。ミラー機械の天才として知られるハリー・ミラーの車はインディ 500で10回優勝し、彼のエンジン(ミラーをベースにしたオッフェンハウザーエンジン)はさらに29回優勝している。


イソ・リヴォルタ

レンツォ・リヴォルタとその息子ピエロが率いるイソは、1953年から1974年までエレガントで技術的な高性能車を作り続けた。


2020年も見応え抜群のイベントとなるであろう。ぜひ、記念すべき年に訪れて特別な車の数々をご覧いただきたい。




オクタン日本版編集部

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