世界最速のワゴン!?│50年前に360馬力を発揮した貴重な一台がオークションに

RM Sotheby's

イタリアにかつて存在した自動車メーカー、インターメカニカが製造した車にはあまり知られていないユニークな一台があった。それが、この1969年 インターメカニカ ムレーナ 429 GTである。珍しい一台が、3月20日にアメリカで開催されるオークションに出品される。

インターメカニカ ムレーナ 429 GT は、1969年のニューヨーク・モーターショーで“世界最速のステーションワゴン”という表現と共に発表され、人々から多くの注目を集めた。 

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このコンセプトは、ムレーナ・モーターズとインターメカニカを所有していたCharles SchwendlerとJospeh Vosの“世界一速いラグジュアリーシューティングブレーク(ワゴン)を作りたい”という想いから生まれたものであった。しかし、1万4995ドルという価格は当時高すぎたこともあり生産期間は1年で、販売台数は10台のみで終了している。

真っ赤な大きなボディに搭載しているのは、フォード・サンダーバードの7リッター V8エンジンで、トランスミッションには3段オートマチックが組み合わされた。1970年に『Road & Track』誌がテストしたところ、360馬力を発揮して0-100km/h加速は7.5秒だったというデータが残されている。4シーターでエアコンも備えるラグジュアリーワゴンとしては、革新的なパワーだった。



インテリアは、快適にくつろぐことができるシートに、ミニバーも備えられた。ダッシュボードデザインは、航空機のような印象を受ける。オークションに出品されている一台(69001414)は、一番最初に製造されたものでオリジナルはブラックレザーのインテリアだった。カーペットはグリーンだったが、数年前にインテリアはすべて赤いレザーに変更されている。ホワイトがアクセントになっているのもポイントだ。



推定落札価格は未公表だが、この一台が売りに出されることは極めて珍しく、リザーブもなしのためコレクターたちの競り合いが繰り広げられるだろう。

オクタン日本版編集部

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