21世紀生まれのクラシックカー?│コンピューターで設計された60年代スタイル

Photography: Tomonari SAKURAI

そろそろ2週間になるフランスの外出禁止令。この2週間、一歩も外に出ていない。こちらでは珍しく毎日快晴。うずうずするけど仕方がない。さて、イベントがキャンセルされ、外にも出られない状況。そんな中、昔の写真を振り返っていたら、ちょっと紹介したい車を発見した。

一度、オクタン本誌の方でも少し紹介させていただいた21世紀のクラシックカー、イタリアのEffeffe ベルリネッタ。コンピューターを駆使してフレームを設計。形状だけでなく接合箇所、角度、その方法なども現代の技術で製作。ボディは1960年代スタイルにこだわったものだ。



外装だけでなくインテリアもそれを実現している。スピードメーターやレヴカウンターもイェーガーの機械式。ステアリングホイールはナルディのクラシックウッドを採用している。このコクピットは、正に半世紀前にタイムスリップさせてくれる。


インテリアの隅までそのこだわりを見せる。これだけ見て現代の車だとは思えない。

エンジンはアルファロメオの2リッターツィンカム・アルミ・エンジンをリビルドしたものを搭載している。2基のDCOEウェーバー45ダブルチョークを装備して185馬力/6500rpmを発揮。乾燥重量790Kgでパワーウェイトレシオは4.38kg/hpと格好だけでなくその走りもワクワクさせてくれる仕上がりだ。


リビルドされたアルファロメオのツィンカムエンジン。右側に見えるのがフロントのサス。その走りを想像できる。

写真は、2年前のパリ郊外のリナ=モンテリ・サーキットで行われた”Les Grandes Heures Automobiles”というイベントにて。このサーキットは1924年に誕生したものだ。この地はEffeffe ベルリネッタはよく似合うのだ。毎年このイベントに参加しているくる車でもある。そういえば、このEffeffeはミラノ近く、北イタリアでの生産だ。イタリア北部の彼らの無事を祈りつつ、今年も会えるよう一刻も早く収束することを願う。

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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