「無冠の帝王」スターリング・モス卿逝く│夫に捧げる妻のコメント

Goodwood

モータースポーツ界の"レジェンド"のひとりであり「無冠の帝王」と呼ばれたスターリング・モス卿が90歳で亡くなった。4月12日(日)の朝早くに自宅で息を引き取ったとのことだ。

彼は、1951年から1966年までのレースで計16勝をあげたものの、一度もF1チャンピオンに輝くことがなかったために「無冠の帝王」と呼ばれていた。ミッレ ミリアやタルガ・フローリオ、セブリング12時間でも活躍している中、1962年にグッドウッドで開催された「グローヴァー・トロフィー」に出場した際に大きな事故に遭い、1ヵ月間意識不明の状態が続くということもあった。その後遺症が要因となり、32歳でモータースポーツ界から退いた。しかし、1980年にモータースポーツ界へ見事復帰を遂げる。それから31年間数々のイベントに参加し、81歳で再び引退している。かつて、ラ フェスタ ミッレ ミリアへの参加歴もあり、日本との友好もあったのだ。ナイトの称号を授けられたのは2000年のことだった。



2018年からは持病が悪化し、イベントに姿を現すこともなくなった。そして、4月12日に家族に見守られながらその90年に幕を閉じた。「私の素晴らしい夫はもうここにはいません。静かに、苦しむこともなく私たちの家で永い眠りにつきました。私はこんなに素敵な夫と生きることができて、世界一幸せな妻です」とレディーモスはコメントした。

オクタン日本版編集部

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