セナ、マンセル、ハミルトンほか9人のレジェンドレーサーたちの「自家用車」とは?

レジェンドたちのロードカー

レーシングカーを駆る男たちはサーキットまでどんな車に乗って行くのか?伝説のレーシングドライバーたちのガレージの中を覗いてみよう。

アイルトン・セナ:ホンダNSX
NSXの開発に協力したセナには当然それを楽しむ資格があった。彼の車は世界中に3台あったという。この赤いNSXはホンダからのレンタカーで、母国ブラジルの車庫には黒いNSXが収まり、さらにもう一台、いつでも彼の自由になる車があった。それは、「何台必要なのか?」という問いへの答えが「もう一台」であることを理解する友人によって用意されていたという。




マイク・ヘイルウッド:シトロエンSM
マイク・ヘイルウッドと言えば、ホンダやMVアグスタのエースとして有名だが、"マイク・ザ・バイク"と呼ばれた彼(ラウダとともに写真に収まっている)をよく知る人は、シトロエンSMに乗る姿を思い出すはずだ。この車は移動の足としてだけでなく、時にはベッドにもなった。"モータースポーツ"誌の編集長だったナイジェル・ルーバックは、F2レースの前夜、足をダッシュボードに投げ出して車中で眠る彼を見かけたという。ヘイルウッドは1976年にニュージーランドに移住する時もこのSMを持って行ったが、その後、売却され、今は「Lap63」から売りに出されている。




ジム・クラーク:ロータス・エラン
ビジネスマンとしても有能だったコーリン・チャプマンは、ドライバーのサーキットの外での価値をよく理解しており、グレアム・ヒルやクラークに対し、できるだけ人目につくようにロータスの市販モデルに乗るべしと指示していた。クラークは市販型最初のエラン"997NUR"のキーを渡されており、気候のいい時季にはそれを使っていたという。赤いボディと建て付けの悪いシルバーのハードトップとの隙間をテープで塞いで雨が入ってこないように対策していたらしいが、あまり効果はなかったようだ。



編集翻訳:高平高輝 Transcreation:Koki TAKAHIRA Words:Chris Bietzk

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