全長わずか2.5mのメルセデス・ベンツ ?! │「NAFA」の開発コンセプトとは?

Daimler AG

「偽物のメルセデス・ベンツ」や「冷蔵庫」とすら呼ばれたことのあった、全長わずか2.5mの小さなメルセデス・ベンツが存在した。日常的に起こる駐車スペースの問題や、道の狭さに伴う問題を解決することを目的として開発された。

メルセデスのエンジニアたちは、「コンパクトで操作性の良い車」を開発するにあたり、いくつかの興味深い方法を使用し、操縦性の問題を解決した。まず、車体自体を劇的に小さくコンパクトにした。そして第二に、四輪駆動を搭載。こうして誕生したのが"NAFA"である。

この名は、ドイツ語で"短距離の移動手段"を意味する"Nahverkehrsfahrzeug"を略称し付けられた。高1.5m、全長2.5mと量産車の中でも極めて小さなサイズで、回転半径は5.7mとなっている。さらに、スライドドアという当時珍しかった機能を搭載することで利便性を高めた。大きな窓、パワーステアリング、エアコン、ベルトテンショナーも備えられている。



メルセデス・ベンツにとって待望のハッチバックでもあり、革新的な存在であった。1982年に発表されたモデルは2人乗りだが、3人乗りまたは4人乗りの拡張バージョンも販売する予定であったという。しかし、当時の安全基準に満たなかったことが原因でそれが叶うことはなかった。

現在、Nahverkehrsfahrzeugのオリジナルモデルは、ダイムラーの保管庫で管理されている。

オクタン日本版編集部

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