電気自動車のリマック・ネヴェーラが世界記録を樹立!

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カリフォルニア州で開催された「The Quail: a Motorsports Gathering」でアメリカデビューを果たしたリマック・ネヴェーラは、ファモソ・レースウェイのドラッグストリップに降り立った。6月に市販車最速加速の非公式世界記録を樹立したリマック・ネヴェーラだが、今回はファモソ・レースウェイの関係者とドラッグタイムス社の専門家の協力を得て、再びその記録を更新することになったのだ。

ドラッグタイムス社のブルックス・ワイズブラット氏の運転で、標準のミシュラン・パイロット・スポーツ4Sタイヤを装着したネヴェーラは、気温37℃/98F、路面温度65℃/149Fのファモソ・ドラッグ・ストリップに並んだ。

左足でブレーキを踏み、アクセルを踏むだけで作動するローンチコントロールを作動させると、ネヴェーラは4つの電気モーターを介して1,914馬力のパワートレインを最大限に発揮する準備を整えた。ブレーキから足を離すと、リマック・オールホイール・トルク・ベクタリング2をはじめとするネヴェーラの高度な制御システムは、どのホイールが最もグリップしているかを常に監視し、ホイールスピンを最小限に抑え、加速を最大化するようにパワーを配分して、ストリップを走り出した。

そしてネヴェーラは1/4マイルを8.582秒で走りきり、最高速度167.51mphというプロダクションカーの世界記録を樹立した。この日の走行は、11回目の連続走行だったが、走行中にパフォーマンスが低下することはなかった。ドラッグタイムスのYouTubeチャンネルで、その様子を見ることができる。

市販車としてのネヴェーラの非公式な世界記録は、今年の初めにクロアチアの整備されていない滑走路で行われたテストで記録された8.62秒だった。今回、リマックは自らの記録を更新し、第三者が検証できるタイムを出したが、実はソフトウェアのアップデートによって、さらに多くのパフォーマンスを引き出すことができる。



テスト・開発ドライバーのミロスラフ・ズンチェヴィッチは次のように述べている。「VHTを使った初めてのテストだったので、何が起こるかわかりませんでした。最初のうちは、ヨーロッパで行われたプレパレーションのない通常の路面での1/4マイルタイム(8.7秒と8.8秒)に比べて、予想を下回るタイムが出ていました。路面温度が65℃だったので、いくつかの調整が必要でした。トラクションコントロールは、走行ごとに路面を学習し、ホイールのトルクを調整します。タイヤのウォームアップ方法を変えて調整した結果、より良い結果を得ることができました。ブルックスが車のステージングの経験を生かして助けてくれたおかげで、私たちは市販車最速加速の世界記録を樹立し、さらに1/4マイルの自己記録も更新することができました。しかし、ネバーラにはもっと多くのものがあり、この種の路面での経験とテストを重ねることで、さらに速く走れるようになると確信しています」

創業者兼CEOのマテ・リマックはこう語っている。「私たちのビジネスは、私が電気自動車に改造したBMW 3シリーズから始まり、その後、FIAの加速記録をいくつも打ち立てました。しかし、今日、私たちが生み出したものは、まったく別のレベルのものです。2011年に発表した「Concept_One」は、1/4マイルを9.9秒で走破する世界最速のEVでした。その記録を、標準的な市販車で1.4秒更新しました。4つの独立したモーターをそれぞれ個別に制御することで、加速やコーナリングの仕方に柔軟性を持たせることができ、内燃機関を搭載した自動車に対して大きなアドバンテージを得ることができました。

しかし、ネヴェーラの魅力はスピードだけではありません。市販車史上最大のバッテリーパックを搭載し、1回の充電で340マイルの走行が可能です。自社開発のリマック・オールホイール・トルク・ベクタリング2により、速さだけでなく機敏さも兼ね備えています。また、電動調整式ダンパーとアクティブ・エアロダイナミクスにより、クルーズでは快適で静かに、サーキットではパフォーマンスマシンとして活躍します」

クロアチアにあるリマック・アウトモビリのグローバル本社で設計、エンジニアリング、テスト、製造されたネヴェーラの名前には、クロアチアの伝統が誇らしげに込められている。ネヴェーラとは、クロアチアの強大な嵐のことで、速さ、獰猛さ、エネルギーが桁違いなことで知られている。ネヴェーラの性格と能力の両方にふさわしい名前だと言えるだろう。しなやかなグランドツアラーから一瞬にして自然の力に変わることができるネヴェーラは、その名の通り、稲妻にチャージされているのだ。

オクタン日本版編集部  

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