「大人の三輪車」の再来！モーガンが新型3ホイーラーの開発を行っていることを明かす

Morgan

モーガン・モーター・カンパニーは、現行のモーガン3ホイーラーに代わる新しい3輪車を開発中であることを発表した。それに合わせて耐久性テストを行っているエンジニアリング・プロトタイプが、偽装された状態で公開された。

前々から「モーガン3ホイーラーは復活する」と言われていたが、今回の新型車の発表は、モーガンの3輪車の物語の次の章の始まりを示すものだ。

新型3輪車の名称は未定だが、全く新しいデザイン、冒険的なキャラクター、そして大幅なエンジニアリングの進歩を念頭においた名称になる。特に、現行モデルの多くのオーナーが冒険旅行やツーリングを楽しみ、世界の隅々まで素晴らしい旅をしてきたことからインスピレーションを得ている。

新型車の詳細はまだ発表されていないが、内燃機関を採用することが確定している。具体的には、自然吸気の直列3気筒フォードエンジンが搭載されるようだ。そのテストと耐久性プログラムにおいて、これまでに開発されたモーガンの中でも最も厳しい検証が行われる。

2011年に生産を開始した従来のモーガン3ホイーラーの受注は2021年初頭に終了しており、一年後に納車が完了する。この中には、大成功を収めた10年間の生産終了を記念して造られたP101の最終33台も含まれている。

モーガンの3輪車は、1909年に創業者であるHFSモーガンがマルバーンヒルズを移動するための3輪車を製作したことに始まる。この3輪車はすぐに人気を博し、その後数十年にわたって多くのバリエーションが生み出された。実は四輪車の生産を開始したのは、モーガンの歴史が始まって30年近く経ってからのことである。

モーガン・モーター・カンパニーの会長兼CEOであるスティーブ・モリスは次のように述べている。
「私たちは、1909年に遡る素晴らしいストーリーを引き継ぐモデルとして、3輪の新型モーガンの計画を確認できたことを嬉しく思います。現行の3輪車は、お客様やエンスージアストに愛され、次の世代にインスピレーションを与えてくれました。今度のモデルは、完全に新しいグランドアップ・デザインで、インベスト・インダストリアル社の管理下で完成した最初の全車両プログラムです。モーガンのエンジニアとデザイナーのチームは、前モデルを製造・販売してきた10年間で学んだことをすべて考慮しました。このエキサイティングな新型車については、追ってご紹介したいと思います」

オクタン日本版編集部

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