2年の時を経て、アルヴィス グラバー スーパークーペがついに完成!

THE ALVIS CAR COMPANY

アルヴィスの戦後初のコンティニュエーション・シリーズ・モデル、3.0リッター グラバー スーパークーペが完成した。新型コロナウィルスの影響により、2年間の製作期間を経て完成したこの新型グラバーは、アルビスの日本代理店である明治産業を通じ、少なくとも5台が日本の顧客に出荷される予定だ。



グラバースーパークーペは、アルヴィスのコンティニュエーションシリーズを拡大した6モデルのうちの1つで、戦前と戦後のモデルがある。6台ともオリジナルの図面をもとに開発され、自社で設計・製造した直列6気筒の3リッターまたは4.3リッターエンジンを搭載している。1967年のコベントリー工場閉鎖後、アルヴィスが大切に保管していたシャシーとエンジンブロックの新旧ストックを活用し、工場内のパーツやラックをケニルワースに移設してグラバースーパークーペを完成させた。



フューエルインジェクションの採用、圧縮比の向上(9.5:1)、最新のデジタルマシニングプロセスにより、エンジンは1960年代のバージョンより42bhpアップの172bhpを発生、トルクも3750rpmで209ft / lbsに向上し、0-60タイムは8.9秒を達成している。

「グラバー スーパークーペが初めてケニルワースの工場から出荷されるのを見るのは、アルヴィスのスタッフ全員にとって大きな喜びでした」と、マネージングディレクターのアラン・ストーテは語る。「この2年間、スタッフが苦労して製作したグラバー スーパークーペが出荷されるのを見るのは、とても寂しくもあります」



オールアルミ製のボディは間近で見ても美しく、エンジンは問題なく作動し、手作りのインテリアは快適でスタイリッシュだ。このグラバーは、20世紀初頭から変わることのないアルヴィスの製造プロセスが、今もなお最高品質の製品を生み出していることを証明している。そして、他の多くのコンティニュエーションカーとは異なり、このグラバーは公道で楽しむことが出来る。





グラバー スーパークーペが走行テストを終え、出荷の準備が整った今、焦点は2022年に極東に輸出される予定のコンティニュエーションシリーズ初のグラバー カブリオレの製造と、それと並行してランスフィールド初の戦前の4.3シャシーカーの製造に移っている。価格は戦前のコンティニュエーションシリーズが29万5000ポンドから、グラバースーパークーペが32万3000ポンドからとなっている。

オクタン日本版編集部

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