中東でのモータースポーツ人気の証｜ヒストリック・ドバイ・グランプリ・リバイバルが今年も開催！

ヒストリック・ドバイ・グランプリ・リバイバル（HDGPR）が、昨年に続き開催されることが発表された。F1で年間多くのグランプリが中東で開催されることが証明するように、ここ数年の中東でのモータースポーツ人気の高まりは目を見張るものがある。



HDGPRは、F1最終戦がアブダビで開催された5日後の2022年11月25日（金）から27日（日）にかけて、世界中から一流のクラシック・レーシングカー100台がドバイ・オートドロームに集まり開催される予定だ。同時期にはカタールでサッカーのワールドカップが開催されることもあり、この期間中、中東は国際的なスポーツイベントで大いに賑わうことになる。



1970年代をテーマにしたこのイベントは、パドックやガレージ、そして観客のドレスコードに至るまで、当時の雰囲気を追体験することができる。昨年は、F1とグループC / GTプロトタイプのル・マン仕様車の2つのカテゴリーが設定されたが、今年のタイムテーブルは、F1と耐久マシンが登場する計4つに拡大された。1970年から1985年までのF1（レース）、1988年から1994年までのF1（デモ）、グループC、IMSAおよびGTPを含む1982年から1993年までのスポーツカー（レース）、およびWECとIMSAを含む1994年から2010年までのGT・スポーツプロトタイプ（レース）といった具合だ。

F1チャンピオンのジョン・サーティースの名を冠した1972年 TS9B、ル・マンで優勝した1987年のロスマンズ・ポルシェ962、伝説的なジェームス・ハントの最初の優勝車であるヘスケス308B、1995年ポルシェ997GT1などの車両がエントリーすることが発表されている。多くのマシンは世界中の自動車メーカーの博物館個人のコレクションから持ち込まれる予定だ。

全長5.4kmのドバイ・オートドロームは、2004年の建設以来、ドバイ24時間をはじめ、FIA GT選手権、ヨーロッパツーリングカー選手権、A1グランプリ、GP2アジアシリーズのラウンドも開催されており、この地域の車好きを魅了してきた。



HDGPRが開催される週末には、伝統的な音楽、ダンスとマーチングバンド、家族全員のためのアクティビティ、クラシックカーのコンクール、サーキット周辺の自転車レース、そしてドバイの冬の社交場のハイライトとなるであろうガラディナーも行われる予定だ。イギリスのグッドウッド・リバイバルのように、レトロなレース・フェスティバルと、それに関連する社交イベントは、世界の他の地域でも大きな成功を収めている。ヒストリック・ドバイ・グランプリ・リバイバルの主催者であるガルフ・ヒストリックはこのようなイベントを中東で開催し、今後数年間でアラブ首長国連邦以外の国にも拡大していく予定だという。

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