祝50周年!ケータハムが新社屋への移転を発表|今年は特別なフェスティバルも開催

Caterham Cars

これまで30年以上にわたりイギリス・ケント州ダートフォードのケネットロードに拠点を置いていたケータハムカーズが、新しい本社へ移転することが発表された。1973年にサリー州ケータハムの町で自動車製造を開始して以来、イングランド南東部はケータハムの本拠地となっている。1987年に生産拠点をダートフォードのケネットロードに移し、以来、ケータハムの車両はここで組み立てられていた。

新しく完成する工場は、元の社屋に程近い、同じくケント州ダートフォードにある。ダートフォードXと呼ばれる9エーカーの新しい工業団地に位置する54,000平方フィートの施設は、現在の工場に近接しており、熟練労働者の確保とハンドビルドのプロセスを維持することが可能。新社屋は今後数カ月でフルフィッティングを行い、2023年末に完成する予定だ。



ケータハムのオーナーであるVTホールディングスによる数百万ポンドの投資により、ケータハムの年間生産能力は50%増加。これは毎年約750台のセブンが生産できることを意味している。



この最新鋭の建物には、ケータハムの生産、エンジニアリング、モータースポーツ、コマーシャルの各チームが入居する予定となっており、将来的にはこの施設で工場見学やオープンデー、車両の引き渡しなどのイベントを通じて、カスタマーが様々な体験ができることを想定しているという。

ケータハムのボブ・レイシュリーCEOは、次のようにコメントした。

「50周年という節目の年に、セブンとブランド全体の未来のために、私たちの野望を実現するための新しい施設に投資できることは、まさにうってつけです。

この施設は、生産能力を高めるだけでなく、私たちの製造能力を近代的な環境に進化させることができます。ブランド、従業員、そして過去、現在、未来のお客様にとって、素晴らしい新拠点となることでしょう」

レイルペン社のシニア・アセット・マネージャーであるアラステア・ドーソン氏は、次のように述べている。

「ケータハムは、英国の製造、エンジニアリング、マーケティングのサクセスストーリーであり、ダートフォードとは長年のつながりがあります。 ダートフォードXは、地元の雇用とサプライチェーン・パートナーの活力を維持しながら、今後数年間のビジネスの継続的な成長をサポートするという、ケータハムの基準をすべて満たしています」



ケータハムが自動車メーカーとしての50周年を迎えるにあたり、今年は例年通りのガトウィックでのオープンデーを開催しない代わりに、2023年9月2日と3日にドニントンパークでバースデーパーティーを開催する予定だ。ケータハムの祭典「CATERHAM 50TH ANNIVERSARY FESTIVAL」の詳細やチケット購入については下記リンクからご確認いただきたい。

CATERHAM 50TH ANNIVERSARY FESTIVAL
https://www.caterhamcars.com/en/latest/caterham-50th-anniversary-festival

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事