ピレリが新しいP ZERO タイヤをグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表!

Goodwood Festival of Speed

ピレリは、毎年恒例のフラッグシップイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでエクスクルーシブ・タイヤ・パートナーを務めている。7月13日から16日まで開催された今年のイベントでは会場内にブースを出展し、150年以上にわたる開発の歴史を、ハイテク製品、モータースポーツへの情熱、芸術と文化へのコミットメント、そして持続可能性への細心の配慮といった要素で表現した。ドゥカティ・スーパーレッジェーラやトレック・マドン・レーシングのレプリカ・ロードバイクなど、ピレリの二輪車事業もブースに展示。ピレリ・デザインからは、プレステージなパートナーとの緊密なコラボレーションから生まれたユニークなアイテムが紹介された。



また、今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでピレリは3つの新製品を発表した。これらの新製品は、P Zero ファミリーに加わる最新の製品で、ブランドの特徴としてよく知られている永続的な開発路線を継続したものだ。P Zero は1986年以来、性能と安全性の代名詞であり、現在、世界の主要自動車メーカーから取得したホモロゲーション数では1,300以上を誇っている。P Zero ファミリーは特に持続可能性と効率性に重点を置いて進化し続けており、これら3つの新製品はすべて、ピレリの「エコ・セーフティ・デザイン」アプローチに従って開発された。これは、ピレリのモータースポーツでの経験から受け継がれたバーチャライゼーション技術を含む革新的な手法と素材を用いた開発プロセスであり、タイヤ設計における相反する要求の結果として避けられない妥協を克服するのに役立っている。



P Zero E は、他の P Zero シリーズを補完するテクノロジーと持続可能性を凝縮した新製品。この新しいタイヤは、転がり抵抗、ウエットブレーキ、騒音といったヨーロッパのタイヤラベルで測定されるすべてのパラメーターにおいて、すべてのサイズでトリプル A 評価を獲得している。また、独立機関ビューローベリタス(Bureau Veritas)によって検証された天然素材またはリサイクル素材を55%以上使用。さらに、ピレリが実施し、ビューローベリタスによって検証されたタイヤのライフサイクル全体の分析によると、従来品のピレリタイヤと比較して、CO2排出量が 24%削減されている。P Zero E はさらに、ピレリの新しいRunForwardテクノロジーを搭載しており、ドライバーはパンク後も最高時速80kmで約40km走行することが可能であるという。

P Zero R は、最もパワフルなスーパーカーのためのタイヤでありながら、日常使用にも適したものとして開発されている。この新製品は、ピレリと世界有数の自動車メーカーとの緊密な協力関係を最大限に活用したもので、ピレリは各モデル専用に開発され、現在の市場からの要求にマッチした特性を持つタイヤを供給している。

Pirelli P Zero Trofeo RS は、主にハイパーカー用の純正装着用として専用開発された公道用セミスリックタイヤで、サーキットでのパフォーマンスという点では最高峰に位置する。この新製品は、サーキットでのパフォーマンスに関して卓越した性能を持ち、また従来品に比べてより安定した性能を発揮し、ウェット路面での安全性も向上している。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードとピレリとの複数年契約が発表された今年の5月には、主催者であるリッチモンド公爵は次のようにコメントしている。「卓越性と革新性、品質において屈指の評判を得ているピレリが、グッドウッドのパートナーとなることを非常に歓迎しています。 プレステージタイヤ市場のリーダーであり、自動車レースの最高峰であるF1へのタイヤの公式サプライヤーとして、私たちはフェスティバル・オブ・スピードの30周年に参加してもらえることを大変うれしく思います」

リッチモンド公爵


Photography: Pirelli, Goodwood Festival of Speed

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事