ホンダ インテグラ・タイプRと良き仲間たち|『Octane』UKスタッフの愛車日記

Octane UK

『Octane』UKスタッフによる愛車レポート。今回はマシュー・ヘイワードが、愛車の2000年ホンダ インテグラ・タイプRでミーティングイベントへ出かけたときのことをレポートする。



このところ「明日『カフェイン・アンド・マシン』に行くけど、どう?スカイラインに乗っていくよ!」という誘いのメッセージは数えきれないほど来ていたけれど、他の予定があって諦めることがほとんどだった。しかし、ありがたいことに今回は違った。この『C&M』のイベントは、自宅から1時間ほどの、私のホンダにとってもちょうどいい距離にある場所で開催される。インテグラ・タイプRは今年1月のシビック・タイプRの発表会に出かけるときに乗ったきりで、それ以降ガレージからほとんど出していない。今回のイベント参加にあたってトラブルが起きませんように…

さておき、スバル・インプレッサP1を撮影していた日のことだった。その日の大半をブライトウェルズ社のウィルと話して過ごした。彼はとても素晴らしいR33スカイラインを含め、非常に面白い車のコレクションの持ち主で、私たちは2人揃ってこういった車に対する情熱を人一倍持っている。だから、彼が『C&M』というランチとコーヒー付きのミーティングへ行こうと提案してきたとき、私には断る理由がなかった。

私たちは中間地点で合流し、連なって10分ほど走った。約400馬力のR33スカイラインについていくのは至難の業だったが、置いて行かれないよう食らいついていくのは楽しかった。しかも、周辺はなんとも素敵な風景だ。到着したころには天気も良くなり、駐車場ではスカイラインの周りにちょっとした人だかりができた。いよいよ、おしゃべりと楽しみにしていたコーヒータイムの始まりだ。



数年前に『C&M』のディレクター、フィル・マクガヴァンと話したことがある。彼の一言にとても共感を覚えた。『カフェイン・アンド・マシン』の理念は、どんなタイプのエンスージアストでも歓迎されていると感じられるべきだ、というものだ。駐車場を歩いてみると、まさにその通りだった。スカイラインが、スーパーカーやハッチバック、それにアメリカンなクラシックカーたちと、自然な雰囲気で混在している。中でも私が気に入ったのは、使い込まれたヒルマン・インプだ。



ウィルは、スカイラインのタイヤのうち1本が少し低く見えているのに気づいた。その時、ちょうど到着したばかりの完全遠征仕様のランドローバー軍団の1台から、コンプレッサーを借りることができた。R33スカイラインとランドローバーが同じイベントで共存している… これほど対照的なテイストの縮図を目の当たりにしたことは、他になかったろうと思う。

私は普段から、将来購入する車のリストの上位にR33スカイラインがあることを公言している。そしてこの日は、駐車場に3台も停まっているのを見た。他のどの車よりも数が多かったのだが、いつか私もその仲間に加わりたいものだ。私たちはランチタイムに、(驚くほどおいしい)ノンアルコールビールを飲みながら、いつか実際に買えそうかどうかを話し合った。

帰り道に、テスコの99モメンタムで満タンにしてから、遠回りだがお気に入りの道を選んで家路についた。こんな1日がどれほど癒しになるかということは、意外に忘れてしまいがちだ。特に、好きな道をドライブして帰宅する時間がこれほどまでに愛おしいということを。私はいつも、車は走らせてナンボと言っているが、おそらく今回は、お気に入りの道を走ること自体が私を満たしてくれたのだと思う。

では、次のドライブへ。


文:Matthew Hayward

オクタン日本版編集部

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