モットーは「継承と進化」|34回目を迎えたトヨタ博物館クラシックカーフェスティバル

Octane Japan

34回目を迎えたトヨタ博物館クラシックカーフェスティバルが、10月22日(日)に開催された。企画内容は、トヨタ博物館から愛・地球博記念公園(モリコロパーク)までのクラシックカー・公道パレードと、同公園内大芝生広場での車両展示や各種体験・情報ゾーンの主にふたつに分けられる。

クラシックカー・公道パレードの出発式はトヨタ博物館で盛大に行われた。1960年初代クラウンを先頭に、約120台もの1993年以前の個人所有のクラシックカーが続々とスタートしていく。企画展示のテーマともなった「継承と進化」の意味が込められたツートーンの新しいロゴが採用されたスタートのフラッグを振るのはトヨタ博物館の布垣館長だ。





トヨタ博物館布垣館長は、次のようにコメントした。
「コロナが明けて、こんな良い天気に恵まれて、今日は素晴らしい車たちが走ります。華々しい気持ちです。この活気が私たちのパワーです。皆さんから頂いたものが、私たちのパワーになります。いつまでも乗り続けていただき、ぜひまた来てください」

公道パレードのゴール地点となったのは愛・地球博記念公園。広々とした芝生の上に、多くのクラシックカーが並び、展示されていく。中でも目をひいたのは、企画展示ゾーン「継承と進化」に展示されたキャデラック モデル サーティ(1912年・アメリカ)、ダイハツ ミゼット DKA型(1959年・日本)、キャデラック エルドラド ビアリッツ(1954年・アメリカ)、トヨタ2000GT “ボンドカー”(1966年・日本)といった車たちだ。これらの車は走行も披露し、多くの人がエンジン音とその走行する姿に魅了された。









クラシックカーのほか、新型クラウンクロスオーバー以外にも、注目のエステート、スポーツ、セダンも展示された。また、「館長のお散歩トーク」と称して、参加したオーナーに布垣館長がインタビューする企画が実施され、オーナーの車に対する愛情あふれるコメントを聞くことができた。



その他にも、新明工業によるレストア全般に関する「クルマよろず相談」ブースやGRのヘリテージパーツの紹介、KINTOブースではクラシックカーファン必見の車両展示が行われるとともに、1周年を迎えた富士モータースポーツミュージアムブースでは、ミュージアム入場券やステッカーが当たる抽選会に、多くの人だかりができていた。

新明工業顧問の石川顧問が「今後ますますクルマ愛あふれる方が笑顔を見せに来てくれると、この上ない喜びになります」と挨拶。

富士モータースポーツミュージアムブースでは、ミュージアム入場券やステッカーが当たる抽選会が行われた。

晴天のもと、クラシックカーファンならずとも老若男女が大いに楽しむことができたトヨタ博物館クラシックカーフェスティバル。最新モデルがいつかクラシックカーになる日まで、開催し続けてもらいたいと願うばかりだ。

オクタン日本版編集部

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