ポルシェとメルセデス・ベンツが歩んできた仲間としての歴史

ドイツの自動車業界の発展において欠かすことのできない人物はただ一人。ポルシェの創設者であるフェルディナンド・ポルシェだ。25歳という若さで、ホイールハブエンジンを発明することだけでなく4WDシステムのレースカーの開発も行った。そして、31歳でアウストロ・ダイムラーの技術部長に就任し、ヨーロッパ最大級の自動車会社の全モデルを統括する地位を得たのだ。

48歳の時、ダイムラー自動車会社取締役兼技術部長に就任したフェルディナンドは、伝説のモデルであるメルセデス・コンプレッサースポーツカーを完成させる。その翌年、フェルディナンドの指揮の下で開発された2リッターレースカーがタルガフロリオを制した。メルセデスベンツSタイプは、1927年以降の国際モータースポーツシーンを席巻する結果に。フェルディナンド・ポルシェはメルセデスの歴史とも、切っても離せない存在である。


ポルシェ・ミュージアムにて

彼が築いてきた歴史が一挙にゲストを迎えるポルシェ・ミュージアムが、2019年1月に開館10周年を迎えた。そして、フェルディナンド・ポルシェの栄光を称えると共に、ドイツを先導するパートナーとしてメルセデス・ベンツ・ミュージアムが "友人" であるポルシェに粋な計らいを行ったのだ。

ポルシェで働いている人は全員、メルセデス・ベンツ・ミュージアムに無料で入場できるプログラムを実施した。2つのミュージアムはどちらもシュトゥットガルトに位置しており、それぞれの発展してきた歴史を比較し、新たな進化へとつなげることが出来るであろう。ライバルでありながらも共に成長してきた仲間であるポルシェとメルセデス・ベンツ。これからもそれぞれの飛躍に期待したい。


左:メルセデス・ベンツ・クラシック代表 Christian Boucke & メルセデス・ベンツ 190SL
右:ポルシェ・ミュージアム代表 Achim Stejskal & ポルシェ356

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