モリッツ・グロスマンの自動巻き時計「ハマティック」 わずかな腕の振り幅で効果的な巻き上げを実現

モリッツ・グロスマン

モリッツ・グロスマンは香港で行われる 2019年ロードショーにて古典的な振り子式自動巻き上げ機構を搭載したブランド初の自動巻き時計「ハマティック」を発表する。重りのついたハンマー式(振り子式)の自動巻き機構は人の動きを時計の動力へとつなげる画期的な機構だ。モリッツ・グロスマンのエンジニアたちは懐中時計の時代にも僅かながら存在したこの古典機構の構想へと回帰し、ブランド独自の魅力的で確かなムーブメントを実現した。中央部が空いたフレームに沿って双方向に動くハンマーが、ほんのわずかな動きをも捉え、効率的な巻き上げを実現する。

ハマティックの為に開発されたキャリバー106.0 はグロスマン特有の古典的な支柱構造を持ち、プレートには6本のグラスヒュッテ様式リブ模様が施されている。ハンマーヘッドとバネの相互作用によりハンマー本体が左右両方向へ振れ、その振動はサファイアローラーを通してぜんまいへと伝わる。フレームに十分な可動域を持ったことで安定した高いトルクを生み出すのだ。この独自の構造には、わずかな人の動きをも即座に動力として捉え、なおかつムーブメントへは負担がかかり過ぎないよう、大きな動作の際にも巻き上げ機構の動きは緩やかに抑えるという二つの課題を叶える必要があった。過度な動きは精巧に設計されたハンマーフレームのエンドストップにより抑制される。また緩やかな動きもハンマーが無駄なく歯車を通して香箱へと伝えるため、たった5度の振り幅でも効率的な巻き上げを可能に。




独自のキャリバー106.0 はサファイアクリスタルのケースバックを通して楽しむことが出来る。完全に巻き上げられた状態から約72時間のパワーリザーブを実現した。ハマティックのシステムは、ハンマー本体の中軸に組み込まれたラチェット機構で双方向に作動する巻き上げ機構になっている。ハンマー本体の揺動運動を二つのラチェットレバーで受け止め、ラチェットホイールの交互の回転方向を通じて連続する回転運動に変換するものだ。

手巻き機構は一般的なカンヌキ式で別のブリッジに取り付けられ、そのシンプルで信頼性の高いカンヌキ式巻き上げ機構は、自動巻き機構を理想的に補完している。手巻きモードになると、減速ギアはアンクル爪フリーホイールによって角穴車から切り離される。リュウズを引き出すとテンワが止まり時刻を合わせることが出来ると同時に、丸穴車と角穴車はカンヌキによって切り離される。リュウズを元の位置に押し戻すと再び巻き上げモードになり、テンワの停止が解除されカンヌキにより丸穴車と角穴車は噛み合うのだ。

大きく精巧なデザインのローマンインデックスは、モリッツ・グロスマンの歴史あるポケットウォッチを偲ばせる仕上がりとなっている。また繊細な針も歴史的なモデルからインスパイアされたデザイン。時針は梨型の柔らかな曲線を描いており、分針はより細く針のようなシャープな印象に。どちらの針も最も細い部分は 0.1mm という非常に繊細なつくりとなっている。先端の幅が僅か0.05mmしかない秒針も含め、針は全て手作業で仕上げられ、モリッツ・グロスマン特有のブラウンバイオレットカラーへと焼き戻されている。

ケース 18K ローズゴールド
ダイヤル オパリン、ローマンインデックス
針 手仕上げ、ブラウンバイオレットに焼き戻したスチール
価格 550万円+税

ケース 18K ホワイトゴールド
ダイヤル オパリン、ローマンインデックス
針 手仕上げ、ブラウンバイオレットに焼き戻したスチール
価格 550万円+税

オクタン日本版編集部

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