ヴィラデステはクラシックカー関係者のお祭りとも言える。世界各国からクラシックカー関係者が集まり、楽しいハナシを繰り広げる。貴重な情報を入手する機会にも恵まれるかもしれない。オークションもここで開催される。
今回は金曜日に友人のクラシックカー・コレクター、スティフアンがオープンしたばかりのCARCIERGE COMO( http://carciergecomo.it/) というクラシックカー基地に招待してくれた。これは彼のクラシックカー好きが高じて作ってしまった理想のカー・ストレージ(保管庫)だ。
70台ほどのクルマが完璧な空調及びセキュリティの元に保管され、オーダーがあれば指定場所まで陸送も可能なシステムとなっている。合わせてカーケアのエキスパート達によるメインテナンス・サービスも行われている。スティフアンの懇意にするトゥーリング・スーペルレジェーラの最新モデルであるSciàdipersiaを早速、ストレージよりピックアップしコモ湖畔をドライブしてみた。
ヴィラデステではクラシックのみならず最新のコンセプトカーも展示される。今年はブガティラ・ヴォワチュール・ノワールなど5台が展示された。しかし、そんな最新のモデルを前に最も未来的な存在感を発揮したのが、今から50年前に発表されたフェラーリ512Sモデューロだ。大阪万博で”未来のクルマ“として展示されたこの1台であるが、今なおその先進性は薄れない。今回は3年の月日を掛け、オーナーのグリッケンハウスがこのモデューロを”動力化“した。つまり動かなかったショーモデルに手を入れて普通のクルマと同じように公道を走ることも可能としたのだ。
Words: Shinichi Ekko 文:越湖信一
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