ポール・ウォーカーが所有していた!BMW初のミドエンジンスポーツカーが販売中

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BMW初のミドエンジンスポーツカーとして誕生したM1はジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされ、1978年から1981年まで約450台が製作された。M1が誕生した意図には、"モータースポーツ社初の量産車を基にしないレーシングカーを作り上げる"ということがあった。

BMWはミドエンジンへの知見を求め、ランボルギーニと共同でM1を開発した。しかし結局は新しい生産チェーンを探し出すこととなり、スペースフレームはマルケージ社、ガラス繊維強化プラスチック製ボディシェルはT.I.R.社が製造した。モデナに拠点を置くこの両社のコンポーネントをジョルジェット・ジウジアーロのイタルデザイン社が組み立て、インテリア装備も供給した。その後、車両はシュトゥットガルトへ輸送され、バウア社によってすべての機械部品が組み込まれた。製造が当初の予定より大幅に遅れていたが、レースに参戦させるためモータースポーツ社の責任者ヨッヘン・ニーアパッシュは、バーニー・エクレストンおよびマックス・モズレーと協力してワンメイクのProCarシリーズを誕生させてレースにM1をデビューさせた。



モータースポーツに参戦するためのFIAグループ4のホモロゲーションを取得するには、24カ月連続で最低400台を生産する必要があったため、277psのロードゴーイングバージョンが生産された。1年後には130台が完成したが、それでもまだ、300台以上が予約待ちの状態だった。最終的にレーシング仕様も合わせて450台は超える数が生産されているが、今でも残っている車両は少ない。オークションでもあまり登場しない存在だ。

しかし現在、一台の1980年 M1がアメリカでオークションに出品されている。1980年にAHGと呼ばれるドイツのBMWディーラーがカスタムをし、Procarスタイルのボディキットで構成されるStudieパッケージで仕上げた。BMW モータースポーツのカラーリング、スリーピース16インチ BBSホイール、カスタムエキゾースト、オリジナルのハーフファブリック、ハーフレザーの代わりにフルレザーの室内装飾を装備している。





アメリカに出荷されたこのM1は、2011年までいくつかの個人コレクションを通過し、最終的には俳優のポール・ウォーカーのガレージであるAEパフォーマンスの一部となり、ロジャー・ロダスと共同所有された。オークション終了日まで12日残されている時点で、35万ドルとなっている。

オクタン編集部

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