雨の日には除菌消臭装置をつけて│発売されたばかりのケンウッドの低濃度オゾン発生器を試す

「上手な運転と臭いのない車内」。車を手に入れた30数年前から、筆者はこの2つを手に入れるために不断の努力を続けている。昔は助手席に乗せる大事な彼女や彼女候補(?)のため、今はかわいい子供のためである。

運転の上手下手はMT車が主流だった頃は分かりやすかった。ハンドルやブレーキ操作も差が出るポイントではあるが、何よりうまくクラッチを繋げるかどうかにオトコの価値が掛かっていた。そう思っていたから必死に練習して、今ではシトロエン2CVをレクサスLS並みに滑らかに走らせることができるようになった。



上手な運転には、穏やかな気持ちに基づく譲り合いの精神も欠かせない。しかし、こちらはいまだに時々、本当に時々ではあるが、守れないことがあって幾つになっても修行が足りないなと反省をする。滝にでも打たれるか、いま流行のサウナーになって整わないといけないのかもしれない。

上手な運転ついてはある程度の高みに達した筆者であるが、今回の本題である車内の臭いに対しても、長年の研究と実践の結果、有効な対策を打てるようになった。

・内気循環はなるべく使わない
・窓は後席も含めて少しだけ開ける。同乗者の都合でそれができない時はファンの風量を少し増やして運転席の窓だけ少し開ける
・自宅なり駐車場所なりに到着する少し前に、全ての窓を少し大きく開けて空気を入れ替える




大事なのは食事にしてもタバコにしても、その臭いを溜めないことだ。オクタンを読むようなカーガイには釈迦に説法かもしれないが、世の中には軽自動車に軽油を入れると思い込んでいる人と同じくらい、もしかしたらもっと多く、内気循環と外気導入に無頓着な人がいる。

とはいえ、そんな努力をしていても愛車、特にシートや天井、フロアマットなどには少しずつ臭いが溜まる。樹脂の内装部品や革シートなど、車自体が発する臭いもある。

そんな臭いに対してはどうすれば良いのか。当初、筆者は彼女や彼女候補のためということもあって、ムーディ(?)な芳香剤に頼っていた。でも、すぐに芳香剤の香りには好き嫌いがあることに気がついて消臭方向へと舵を切った。活性炭、銀イオン、カテキン、光触媒などの様々な消臭剤・消臭機器を試してみた結果、いくつか満足できるお気に入りの商品を見つけることができた。それらを使いつつ、時々フロアマットの徹底洗いやシート清掃などを組み合わせることで、車内の臭いについても、ある程度の満足がいく状態を保てるようになったのである。めでたし、めでたし。

そんな筆者にある日、オクタン日本版編集部からメールが来た。

「マユミさんの車は臭いが気になりませんか?新しい除菌消臭装置があるみたいでリポートお願いしたいんですけど」 

いやいや、車内の臭いはあんまり気にならないけれど、その新しい除菌消臭装置には興味がある。実は先ほどから得意げに紹介してきた「消臭メソッド」にはまだ欠点が残っている。窓を開けられない春の花粉シーズンや雨の日は、どうしても車内に臭いが残ってしまうのだ。その度に消臭スプレーをかければいいのだけど、けっこう面倒だ。聞けばその除菌消臭装置は駐車中でもソーラー駆動で運転するのが特徴のひとつらしい。いいじゃないですか!



というわけで、ケンウッドから3月に発売されたばかりの最新除菌消臭装置が手元にやってきた。コイツはソーラーパネルによって駐車中に消臭できること以外にも見どころがある。消臭のために低濃度オゾンとイオンを使っていることだ。

オゾンを使った車内消臭は非常に効果的で、中古車屋さんやカー用品店でも今や人気のメニューである。ただ、そういった業務用のオゾン消臭装置は個人で買うようなものではない。この製品は車内に置けるよう小さい(安い)うえに、常時運転しても大丈夫なようにオゾンを低濃度にしているところがミソだ。さらにお馴染みのマイナスイオンを組み合わせることで、効果的な除菌・消臭を実現しているという。

文:馬弓良輔  写真:芳賀元昌、オクタン日本版編集部  Words:Yoshisuke MAYUMI Photography: Gensho HAGA、Octane Japan

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