「ワーゲンバスに似てはいるけど、(僕にとっては)もっといい車」

Octane UK

Octane UK編集部員が自分の愛車を紹介する連載企画『Octane Cars』。今回は副編集長マーク・ディクソンが最近ハマっているという、1964年シボレー・グリーンブライアの話。



キャラバンカーはカッコ悪い?キャンプ用のバンはそうかもしれない。だが、1960年代に造られたものならそうとは限らない。私が最近買ったこの車は、すべてのバンの中で最高のものだと思う。間違いなくレアな代物だ。シボレー・グリーンブライア・バンは、リアエンジンのコルヴェア・サルーンシリーズのスピンオフだ。

その名は、ヴァージニア州の有名なリゾート地にちなんでいる。アメリカのビアリッツといったところだ。コルヴェアの台数は多くはないが、ほぼ絶滅したとも言えるグリーンブライア・バンに比べれば、二束三文で手に入る。(あのジェイ・レノは、こういった手軽な商用車の愛好家で、「Rampside」というピックアップバージョンのレストアに結構な費用を投じている)

さて、なぜ私がこんなほとんど無名のものを欲しがったかというと… その理由のひとつは、私は他と違うものが好きだから。あとは、ルックスが良いことだ。外観は60年代的な未来感があり、内装は50年代のロックンロールなレストランのようだ。それにグリーンブライアのエンジンは水平対向6気筒で、さらに追加の2本のシリンダーにより、昨今のVWよりもパワフルなのだ。しかし一番の理由は、このカラーリングが気に入ったこと。



このバンがカナダのオンタリオ州で売りに出ているのを見つけたのは、「The Guild of Automotive Restorers」のウェブサイト上だった。2007年に良好にレストアされているが、エンスージアストのDIYによるもので、コンクールに出るレベルではない。コレクター達が特に切望するようになる前だったにもかかわらず、べらぼうに高い値段がついていた。でも私は、ダメ元でその業者にメールで連絡してみたのだ。驚いたことに、返事の電話ではこちらの希望金額が一発でOKとなった。

電話での話がまだ半分も過ぎないうちに、私は相手のデイヴィッド・グレインジャーが有名人で『Octane』でも一目置いている人物だとすぐ気づいた。彼のブガッティ・エアロライトのリクリエーションは、2013年度の「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞していたのだ。私はそれを良いカルマのように感じ(気分はすでに60年代のヒッピーの精神に没入していた)、5分も経たずに契約成立となった。

現在、私はこのバンをコンテナでイギリスに送るための見積を待っているところだ。RO-RO船よりも高額にはなるが、私にはちょっとしたトラウマがある。何年も前のこと、1963年ビュイック・リヴィエラを輸入した際、悪意のある港湾労働者らに傷を付けられてしまったことがあるのだ。



目ざとい読者の方々はお気づきかも知れないが、私のグリーンブライアは、キャンプ用の車というよりはむしろ、窓がいっぱいのバンという感じだ。コンバージョプランとしては、1960年代の雰囲気の内装は残したまま、ゆるいキャンプ用のバンにしたいところだ。たぶん、多くの会社からキットが出ているVWバスの部品を組み込むことになるだろう。そして私は、パートナーのジェーンと旅に出る。すでにオレンジ色のタッパーはeBayで探しているよ(笑)

文:Mark Dixon 編集翻訳:オクタン日本版編集部

文:Mark Dixon 編集翻訳:オクタン日本版編集部

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