とある公園のツアーバスがオークションに出品、驚きの結果に!?

RM Sotherby’s

“バス”と一口に言ってもその種類は様々で、サイズでいえば大型からマイクロまで存在し、路線バスに始まりスクールバス、観光バス、果ては動物園内を周遊するバスまで、数多くのバスが存在している。9月4日に開催されたRMサザビーズのオーバーン・オークションでは、興味深いことに、アメリカのイエローストーン国立公園のツアーバスが出品された。





何十年もの間、イエローストーン国立公園を訪れる何世代もの人々は、豪華なオープンエア・バスで公園の壮大な風景を巡るという、他に類を見ない体験をしてきた。オハイオ州クリーブランドのホワイト・カンパニーが製造し、民間のイエローストーン・パーク・トランスポーテーション・カンパニーが運行したこのアイコニックなバスは、観光客を一生の思い出に残る冒険に連れて行ってくれた。その最後の世代が「ホワイト706」である。



ホワイト社は、1917年から米国国立公園局とイエローストーン国立公園に提供されるツアー車両の大半を担当した。イエローストーンには1936年から1938年にかけて98台の706型が納入され、そのうち1936年には27台が納入された。驚くべきことに、この車両は1960年代に廃止されるまで30年近く運用されていた。



706の美しいデザインは、伝説的なインダストリアル・スタイリストであるアレクシス・ドゥ・サフノフスキーが、ホワイト社の社長R.F.ブラックとベンダー・ボディ・カンパニーのハーマン・ベンダーの協力を得て実現したものである。サフノフスキーは流線型のグリルを担当し、ベンダーはカウルバックからすべてを製作した。14人の乗客を乗せることができ、屋根にはキャンバストップが取り付けられ、開放的な景色を楽しむことができた。





706には、峠を登るための低回転域のトルクと、急な下り坂でのエンジンブレーキを重視して作られた最新のV型8気筒エンジンが搭載され、アリソン社製3速オートマチックトランスミッションと硬化鋼製フライホイールを採用し、ヘビーデューティーな運用を実現している。ラジアルタイヤを装着し、パワーステアリングも装備。リビルトされたステアリングコラムには、モディファイドされた当時のステアリングホイールが採用され、安全のために温度計やターンシグナルも装備されている。オーナーはレストアの際に、クリスマスにはクリスマス・イルミネーションを、夏にはマルガリータ・マシンを楽しむために、3000Wのパワー・インバーターの設置を指定した。





この美しい706は驚くべきことに55万ドル(約6046万円)で落札された。落札したオーナーがどのようにして706を楽しむのか、非常に気になるところだ。



全ての写真を見たい方はこちらの画像ギャラリー【全29点】をチェックしていただきたい。

RM Sotherby’s
https://rmsothebys.com/

オクタン日本版編集部

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