F1王者マックス・フェルスタッペンがF1マシンで氷上ドライビング!

(c) Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

2021シーズンの激戦を制しF1ワールドチャンピオンとなったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、氷上をF1マシンで疾走して今シーズンのスタートを切った。ツェル・アム・ゼー空港にあるGPアイスレース・サーキットで開催されたエキシビションで、フェルスタッペンは元アイスレーシング・ヨーロッパ王者のフランキー・ツォーンと氷上を走行したのだ。

(c) Predrag Vuckovic / Red Bull Content Pool

フェルスタッペンの母国オランダは、スピードスケート強国として有名な国である。氷上走行は今回が初めてだというF1王者は次のようにコメントした。
「他のオランダ人ほどアイススケートは得意ではないですが、ベストは尽くしました! F1マシンで氷上をドライブしたのは今回が初めてでしたが、楽しみにしていました。実際のドライビングはとても興味深かったですね。かなり滑ったので、注意する必要がありました。ブレーキを含むすべてが冷え切っていましたし、言うまでもなく、F1マシンは氷上走行を目的にデザインされていないので、かなりの高難度でしたが、とても楽しかったです」



レッドブル・レーシング所属のドライバーがワールドチャンピオンとなったのは、セバスチャン・ベッテルが4連覇を達成した2013シーズン以来のこと。カーナンバー#1はチャンピオンドライバーのみが付けることを許されるが、2020シーズンまでチャンピオンに君臨していたメルセデスのハミルトンは#1を使わず、彼の固定ナンバーである#44を付けるという選択をしていたため、王者の証である「#1」は長らく不在であった。2021シーズンであらたに王者となったフェルスタッペン(これまでは#33を使用)は、2022シーズンのカーナンバーを#1に変更することを決定した。つまり、#1をつけたF1マシンが2022シーズンからグリッドに戻ってくるのだ。

今回のカーナンバー変更について質問されたフェルスタッペンは笑顔を見せ、次のようにコメントした。「カーナンバーを変更できるチャンスは多くないですし、#1はベストナンバーなので、迷うことなくこのナンバーに変更しました。2023シーズンで#33に戻らないことを願っています」

(c) Predrag Vuckovic / Red Bull Content Pool

今回のフェルスタッペンが氷上走行でドライブしたF1マシンには、そのカーナンバー#1が輝いていた。まさに2022シーズンの幕開けとして相応しい氷上の“ウォームアップ”となったに違いない。

(c) Predrag Vuckovic / Red Bull Content Pool

すでに各チームの2022年のF1新型マシン発表会シーズンがスタートしており、本日2月9日(水)25時には、レッドブル・レーシングの2022新型『RB18』がローンチされる予定だ。発表会の様子はRed Bull TVにてピエール北川氏の日本語実況付きで生中継するとのことなので、ぜひチェックしてみていただきたい。
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-racing-2022-car-launch

フェルスタッペンは2月23日から25日までスペイン・バルセロナで行われるプレシーズンテストで新マシン “RB18” をドライブする予定。プレシーズンに向けて、フェルスタッペンは次のようにコメントしている。
「RB18はこれまでとは少し違うルックスですが、F1マシンであることに変わりはありません。バルセロナのテストではラップを重ねて、重要なマシンの情報を蓄積したいです。楽しみですね」

オクタン日本版編集部

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