量産FF車最速への情熱の集大成、ルノー・スポールの名を冠する最後のモデルが発売

Renault

1976年に設立され、ルノーのスポーツモデルの開発のみならず、F1を始めとするモータースポーツをも担う組織として活動してきたルノー・スポール。これまでルノーの技術開発、ブランドイメージ向上に大きく貢献してきたが、今後、その役割はルノーグループの新たなスポーツブランドであるアルピーヌに引き継がれることとなったため、ルノー・スポールはその役割を終えることとなった。

その栄光の名を冠する最後のモデルとなる限定車「メガーヌ R.S. ウルティム」の受注が4月20日(木)から全国のルノー正規販売店でスタートした。メガーヌ R.S. ウルティムは、ルノー・スポールが設立された1976年にちなみ、全世界で1976台が販売される。



メガーヌ R.S. ウルティムには、6速MTと電子制御6速AT(6EDC)のふたつのトランスミッションを設定。コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、トルセン®LSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなど、クローズドコースでのスポーツ性能を高めたメガーヌ R.S. トロフィーの性能と装備を受け継ぎながら、ルーフとボンネットに配されたロザンジュをモチーフとしたブラックマットストライブ、ブラックアウトされたロゴ、1本当たりの重量がメガーヌ R.S. トロフィーのホイール比2kg軽量なブラックの19インチアロイホイール「フジライト」の採用によって、スポーティさが強調されたエクステリアデザインとなっている。





センターコンソールには、ロラン・ウルゴンのサイン入りシリアルプレートが装着される。ロラン・ウルゴンは、ルノー・スポールモデルのテスト/開発ドライバーで、ニュルブルクリンク市販FF車の最速記録を持つ人物だ。





ウルゴン氏は次のようにコメントしている。
「メガーヌ R.S.は、私の15年に及ぶルノー・スポールでの仕事を象徴するモデルです。メガーヌ 2 フェーズ2の登場以降、前輪駆動スポーツカーのリーダーであり続けるために、車の性能を絶えず向上させてきました。ニュルブルクリンクでの最速記録は、忘れられない挑戦であり、情熱、アドレナリン、興奮に満ちたものでした。そして今、メガーヌ R.S. ウルティム…、私はこの素晴らしい物語の最後を飾るバージョンにサインできることを特に誇りに思います」



メガーヌ R.S. ウルティム
メーカー希望小売価格(税込):659万円
 ※リサイクル料金:1万4230円
 ※EDCとMTの設定あり
ボディカラー:ジョン シリウス M、オランジュ トニックM、ブラン ナクレM、ノワール エトワール M
 ※M:メタリック
 ※ブラン ナクレMは3万5000円高(税込)、ジョン シリウスMとオランジュ トニックMは18万円高(税込)


尚、メガーヌ R.S. ウルティムの欧州での発売に伴い、メガーヌ R.S.及びメガーヌ R.S. トロフィーは生産を終了し、これらのモデルの日本在庫がなくなり次第、日本での販売も終了することがアナウンスされている。

オクタン日本版編集部

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