ピクサースタジオで開かれるスタッフのための車イベントとは？│PIXAR Motoramaに潜入

Octane Japan 編集部｜ 2019.01.16

世界的アニメーションスタジオであるピクサーで開催されている、2年に1度のスタッフのみ参加できるカーショー"PIXAR Motorama"にオクタンが潜入してみた。ピクサー創設者であるスティーブ・ジョブズはこのイベントを支持していなかった。スタッフがリラックスできる場を提供することには進んで取り組んでいたが、彼は車のオイルが歩く道に漏れていたりしたことが嫌いであったのだ。

スティーブ・ジョブズが去り、またこのイベントが戻ってきた。ホットロードカーであろうと、ラフェラーリであろうとシートを敷くことが原則だ。ピクサー代表のジョン・ラセターはオクタンの購読者でもあり、1957年コルベットと美しいシェルビーピックアップで参加をしていた。"2000年にリッチモンドでこのショーイベントを始めたんだ。トイ・ストーリー2の作成がほぼ終わり、カーズ制作へのリサーチを始めていたんだ。それから、2年に1度特別な会として開催しているんだよ"

ジョンのピックアップの隣に停めてあるのはショーオーガナイザーであるジェイ・ウォードのマーキュリーだ。彼の仕事は、カーズを素晴らしい映画であり続けさせること、そしてそこに登場する車は子どもたちを喜ばせるだけではなく車好きも楽しめる作品にさせることだ。彼は楽しそうにジェスチャーたっぷりで喋りながら、参加車を誘導していた。

参加車に目を向けてみると、VW キャンパー（カーズに登場するフィルモアのモデル）、イセッタ、ポルシェ550レプリカ、ホンダ N5X、ホットロード、マッスルカーなどの姿がある。"意地悪な天才"と呼ばれていて、カーズ2のキャラクターデザインも担当しているアンドリュー・シュミットにも遭遇した。この場で、インスピレーションを受けているのだ。