買い物中毒のコレクターが乗らずに放置していた車たちが発掘される│錆びたミウラの姿も

フランスのタルベで新たにクラシックカーの"バーンファインド"が見つかった。全81台、お宝の数々が発見されたのだ。所有していたのはヘンリ・ルジェッリという、買うことだけに囚われたバイヤーだ。彼は車を買っても乗ることはせず、ただ保管していた。盗まれないようにコンポーネントを外して倉庫に入れていたとのこと。

車だけでなく、ボディシェルやドア、エンジンなどパーツの数々も見つかった。
眠っていた車の中には1953年 ポルシェ 356 pre-Aやアルファロメオ90、2台のランチア・フラミニアなどクラシックカー好きにとっては堪らないものがラインナップ。356には356Bのエンジンが積まれているそうだ。





特に驚きなのが、ランボルギーニ・ミウラだ。275台製造されたうちで、118番目にあたる1台が錆びてボロボロな状態で放置されていた。このミウラは7万7886kmの走行履歴があり、ルジェッリではない誰かによって運転されていたと推測される。
1月20日に開催されたオークションで、56万ユーロで落札された。



メタリックゴールドが美しいジャガーEタイプ3.8フロアクーペは、9万9000ポンドで落札。この他にも、100年近く遡るシトロエンや、1970年代のフォルクスワーゲンゴルフが3台、タルボットタゴラにルノー30などが朽ち果てた姿で森の中で発見されたのだ。



無残にもほったらかしにされていた名車たちが、これから新しいオーナーのもとに渡ってピカピカにしてもらい、元気に走る姿を見るのが楽しみである。


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