ワンメイクレースのフェラーリ・チャレンジはどのような車で争うのか?

Image:Ferrari Media

昔からF1グランプリと並行してスポーツカーやGTカーのレースにも関わってきたフェラーリだが、1990年代から顧客向けのワンメイクレースも主催し続けている。フェラーリ・チャレンジと呼ばれるそのシリーズは、どんな車で争われるどういうレースなのだろう?

フェラーリのレース活動といえばF1ばかりがクローズアップされるが、それをトップエンドとすればボトムにあたるワンメイクレースにも、実はかなりの力を注いでいる。フィオラノを本拠とするコルセ・クリエンティ(カスタマー向けレース部門)が現在は主催している"フェラーリ・チャレンジ"である。
 
かつては多くの人達の中にあった「プロのレースチームでもないのにフェラーリでサーキットを走るなんて……」という概念を綺麗さっぱり払拭する役割を果たすことにもなったフェラーリ・チャレンジは、1993年にスタートしたフェラーリ初の公認ワンメイクレースだ。
 
当初は348tb/tsに"チャレンジ・キット"と呼ばれる競技用パーツ群を組み込んだマシンで走ることができた。
 
2000年にデビューした"360チャレンジ"以降はチャレンジレース専用にマシンが開発されるようになり、現在もロードカーとはかなり見た目も中身も異なる"488チャレンジ"で争われている。
 
現在ではヨーロッパ、北アメリカ、そしてアジア・パシフィックで選手権が行われ、最後に世界一決定戦がフィナーリ・モンディアーリで開催されているのだが、トップクラスはプロ並みの腕前を持つドライバーによる白熱した闘いが毎年繰り広げられる。チャレンジの卒業生が上のカテゴリーであるGTレースに参戦するのもめずらしいことではない。ユーザーに闘う楽しみを贈りつつ、ドライバー育成にも大きく貢献しているシリーズなのだ。


文:嶋田 智之 Words:Tomoyuki SHIMADA 

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事