まさかの真相?庭に埋められていたフェラーリ・ディーノのストーリー

Jalopnik



「埋もれたディーノについてのあなたの記事を読んだが、とても興味深い。あれはわたしが落札者から買い取った車で、1978年から所有していました」という内容だった。

ハワードの話によると、地元のビジネスマンからボロボロのディーノを購入したのだが、そのビジネスマンは、オークションでそのディーノを手に入れたのだが、買ってから後悔していたそうだ。

疑問は、どうしてハワードがそのディーノを買ったのか?ということ。「1974年から1978年はロスは干ばつだった」ハワードは説明した。「わたしはすぐに、このディーノは地中にあったのなら、それほど湿気のダメージを受けていないのではないかと考えたんです」

ハワードの推測は正しかった。地元の優秀な整備工、ジュゼッペ・カッパロンガがエンジンを分解して修理し始めた。彼は、正式なフェラーリのディーラーにやらせたらかかるコストの3分の1でこの車をよみがえらせた。40年たっても、的確なメンテナンスのおかげで、この車はいまだに好調だという。

さらに、ディーノの車体はまるまる一ヶ月、ロスフェリズのファクトリーでメンテナンスが施された。インテリアを新しくし、深緑色に塗装し直され、最後の仕上げにハワードは"DUG UP"というナンバープレートまで取りつけた。



「これで走り出すと、ゴーカートのような感覚がするのが好きだ。驚くようなハンドリングなんだよ」

だが、スピネッリの記事がきっかけで、彼に接触してきたのはハワードだけではなかった。現在は引退しているが、最初に現場にかけつけたあのキャロル巡査だった。そもそもなぜ、ディーノが盗まれて、どうやって、ウェスト・アセンズの裏庭に埋められることになったのかをスピネッリに説明したという。驚くべき展開だが、実は、ロサンゼルス・タイムズの報告とは違って、警察は子供たちの通報によって現場に急行したのではなかったという。

実際は、警察の情報提供者を守るため、細かい部分は作り話だったのだ。車の盗難は、所有者のクルーズが仕組んだ保険金詐欺のための芝居の一環だったとする、この情報提供者の証言があったため、警官たちはこの現場に目星をつけていたのだ。

キャロルによると、車泥棒たちは金をもらってディーノを盗み、解体するはずだったが、気が変わり、ほとぼりがさめた頃に回収しようとこっそり地中に埋めておいたのだと
スピネッリは推測している。「雇われた連中は、ウィルシャーブルヴァードでディーノを飛ばしているうちに、美しい曲線をもつこのイタリア車に魅了されてしまったのかもしれない。狩人と白雪姫のように、彼らは車を葬り去ることはできなくなったのだろう」

ディーノのような美しい車は、ずっと愛されて幸せに暮らす価値がある。ちなみに、泥棒は見つかっておらず、この事件は迷宮入りになったままだそうだ。

オクタン日本版編集部

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