触れて座ることもできる!貴重なBMWがずらりと並ぶミュージアムに潜入

Photography: Tomonari SAKURAI

今回はドイツ、ミュンヘンにあるBMW博物館からレポートをお届け。ご存じの通り、BMWのロゴは空を飛ぶ飛行機のエンジンがBMW元祖のため、プロペラが廻っていると言うのがモチーフだ。BMWの歴史は航空機のエンジンに始まり、第一次大戦敗戦で航空機が作ることの出来ない状況の中、その航空機エンジンを元にオートバイが生産され、そして車へ展開していった。その順序とは逆に、今回は4輪をメインにお送りして、次号はオートバイを紹介していこう。

BMWの本社ビル”フィーアツュリンダー”(四つのシリンダー)に併設されるドームをひっくり返したような建物が博物館だ。ミュンヘンの市街地から車で行くと地下駐車場へ。その駐車場からエレベーターを上がるとそこは”BMW ヴェルト”(BMWワールド、BMWの世界)。巨大なショールームとオフィシャルショップ、レストランなどがあるその名の通り、ちょっとしたテーマパークだ。BMWの傘下にあるMINIブランドとロールス・ロイスもそこにある。ただし、僕が訪れたこのときはちょうど模様替えの時だったようで、オフィシャルショップは閉鎖中、展示も入れ替えの状態だった。


 
このBMWヴェルトから博物館までは通りを挟んで直接繋がる歩道橋を渡るだけ。BMWヴェルトは無料だが博物館に入るには入場券の購入が必要だ。螺旋状の通路を登るようにしていく。その通路がBMWの技術と未来を紹介している。入り口にはBMWの最初の4輪車であるディキシー3/15PSが展示されており、そこから現在の電気自動車からコンセプトカーまで。車両だけでなく素材への取り組みなども展示している。ここを見終わるといよいよBMWの車両が並べられている言わば本課へと移動する。



BMWの始まりが航空機のエンジンだ。一角にはエンジンの歴史が分かる展示がある。1926年BMW初のV12気筒液冷エンジンのBMW VIから、2005年のF1のパワーユニットBMW P84/5までBMWの歩んできたエンジンの歴史にここで触れることができる。


 
自動車の展示はというと、この博物館ならではのディスプレイとしてガラス張りケースに縦に並べられているショーケースだ。つまり壁沿いに上下に歴代の車両が並べられている。各部屋には戦前の記録を出した車や、戦後厳しい規制の中で生まれたBMWを支えてきた車両がしっかりと展示さている。現在のラインナップになっていくその前身を見せたり、BMWのモータースポーツを支えてきたMのコーナーがある。意外とモータースポーツで活躍した車両を展示するコーナーは少ない。最後にコンセプトカーや、1/1のモックアップを置いたりしてBMWのデザインを見せている。出口付近ではオリジナルのミニ クーパーSも展示されている。



博物館でBMWのコンセプトや歴史を堪能したあとは、再びBMWヴェルトに戻って見るとまた見え方が違ってくる。ここの展示車のほとんどは触れて、車内に座ることも出来る。そんなこともあって賑やかさは博物館以上。どっぷりBMWの魅力に漬かれるミュンヘンの博物館なのだ。

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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