フェラーリがオーナーと協力した募金活動を開始│はやくも100万ユーロに達する

Ferrari

フェラーリは、コロナウィルスの大流行に対抗する活動の一環として、イタリア・モデナの医療組織を支援する募金活動を立ち上げた。フェラーリの顧客から寄せられた金額と同額を上乗せして寄付するとのことだ。

フェラーリと共にこの活動に取り組んでいるのは、所有する跳ね馬のステアリングを握りフェラーリが企画するドライブツアーやカヴァルケードに参加したことがある全世界のフェラーリオーナーである。活動開始からわずか数日で、はやくも寄付金は100万ユーロに達した。今後の数週間でさらに増える見込みだ。

最初の寄付金は、エンツォ・フェラーリ生誕の地であるモデナへ寄付された。イタリア国民医療制度の地域医療施設、Azienda Unità Sanitaria Locale(AUSL)において、Covid-19の感染者の治療や、この感染症に対抗するための医薬品や医療機器の購入に当てられる。



寄付金の一部は遠隔医療の拡充にも使われる。これは、スマートフォンやタブレットとBluetooth経由で接続した機器を使い、Covid-19に感染した疑いのある市民の症状を遠隔でモニタリングできるシステムだ。すでにAUSL モデナでは、フェラーリの寄付によって、神経障害を患う人々が暮らす州内の介護施設で、ウィルス検査で陽性となった患者を対象に、この技術を活用している。

また、フェラーリは先日、AUSLモデナに救急車を寄付した。この車両は、救急医療の現場で、Covid-19関連の多くの患者のために、日夜フルに活用されている。フェラーリでは世界中にいる顧客の善意に支えられながら、具体的な支援を素早く地域社会に届ける活動を現在の緊急事態が続く限り、さらに検討していくとのこと。

オクタン日本版編集部

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