懐かしい時代のモータースポーツが再び│2017年のスパ24時間レースを振り返り

Photography:Tomonari SAKURAI

ル・マン・クラシックの前哨戦となるSPAクラシック。ベルギーのリエージュにあるスパ-フランコルシャン。1924年にスパ24時間レースが開かれ、その後も1000kmなど耐久レースを多く繰り広げられたサーキット。上り坂のあるオー・ルージュ。アルデンヌの森の中に作られたサーキットの高低差は100mほどあり複雑に高速コーナーと組み合わさったサーキットだ。

ル・マン・クラシックは2年に一度行われる偉大なる草レースだが、ピーターオートの主催による年間を通したシリーズ戦に組み込まれており、その前にはこのスパ・クラシックが行われる。ル・マン・クラシックのない年でもスパ・クラシックは毎年開催されているのだが、もちろん2020年はこの騒ぎのために中止となっている。

ル・マン・クラシックの前哨戦。耐久のスパ-フランコルシャンとなるとプロトタイプカーということで、プロトタイプカーを中心に2017年のスパ・クラシックの写真をご覧いただきたい。日付を見ると3年前のちょうどこの日に開催されていたものだ。


決勝スタート。打って変わっての快晴。電気系トラブルでXJR14は出走ならず。


スタンレーカラーのLOLA T280 DFV 1972。

グループCのカテゴリーでは年代はもちろんだが当時のカラーリングを維持していなければいけない。そんなことで、バブル時代こぞってスポンサーについた時期でもあり、日本語のスポンサー・ロゴが何とも懐かしい。ジャガー、メルセデス、ポルシェ、トヨタなどのサウンドがこのアルデンヌの森に再び響き渡ることを祈りつつお送りする。



最終シケインのC11とSPICE SE89C 1989年モデル。


クラシック・エンデュランス2を制したLANCIA Beta Montecarlo Turbo。


今回の覇者SPICE SE90 1990。


Mercedes C11。


JAGUAR XJR12を猛追するMercedesC11。

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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