燃費の良さも大きな魅力!ベントレー コンチネンタル GT V8とW12を比較!



V8エンジンのもうひとつの強みが燃費のよさ。日本でもお馴染みになってきたWLTPの複合燃費という計測方法に従うと、W12の7.35km/ℓに対してV8は8.47km/ℓと15%ほども燃費が伸びる。これはつまり、W12だと1万円の燃料代がかかる距離を、V8では8500円で走れてしまうことと等しい。
 
これとともにベントレーのV8モデルを購入したオーナーが異口同音に証言するのが、燃費のいいV8エンジンがもたらす航続距離の長さ、である。いうまでもなく、燃料タンクのサイズはW12もV8も90リッターで同じ。ということは、1回の満タンで走行できる距離は燃費が良好な分だけV8のほうが長いことになる。そのことはカタログ上のデータにも表れていて、W12の航続距離が662kmなのに対してV8は763kmと100km以上長い。かりに日本橋で満タンにした2台が高速道路を西に向かったとすると、W12が岡山県倉敷市あたりで燃料を使い果たすのに対してV8は広島県尾道市まで到達できる。これはロングクルージングする機会の多いオーナーにとっては決定的といってもいい違いだ。


(左)コンチネンタルGT V8 コンバーチブル、(右)コンチネンタルGT V8 クーペ
 
ここでは主に経済的な側面からV8の優位性について考えてみたが、1回の満タンで走行できる航続距離が長いということは、つまりガソリンスタンドに足を運ぶ回数が減ることを意味する。これは多忙な毎日を過ごすベントレー・オーナーにとっては実に有益なことだろう。
 
なお、同じ日に同じ場所でW12とV8を直接乗り比べた複数の知人によると、エンジン音はV8のほうが低音成分が強いうえに音量的にもやや大きく、このためダイナミックな印象を強く持つという。しかも、前述のとおりエンジンレスポンスはV8のほうが優れているので、迫力あるサウンドを含めてスポーティな走りを楽しみたいならV8がお勧めという意見が大多数を占めたようだ。そのいっぽうで足回りはV8のほうがしなやかで乗り心地は快適。しかも状況によってはV8のほうが静かに感じられることもあるというのだから聞き捨てならない。
 
ちなみにW12とV8の価格差は、クーペもコンバーチブルもおよそ200万円。ただし、V8はアクティブ・アンチロールバーのベントレー・ダイナミック・ライドがオプションになるため、実際の価格の差はこれよりも小さいことになる。「だったらW12を選ぶ」という考え方ももちろんあるが、この200万円の差をベントレーのコーチビルディング部門であるマリナーが用意した贅沢なボディカラーや装備品に割り当てて、V8モデルをよりゴージャスに彩るというのも魅力的な選択肢ではないか。いずれにせよ、V8がW12に優るとも劣らないバリューを備えていることだけは間違いなさそうだ。


文:大谷達也


ベントレーコンチネンタルGT V8の魅力 エクステリア編
ベントレーコンチネンタルGT V8の魅力 インテリア編
ベントレーコンチネンタルGT V8の魅力 性能編


ベントレー コンチネンタルGT V8(※本国発表値)
ボディサイズ:4850mm×2187mm×1405mm
ホイールベース:2851mm
車両重量:2725kg
エンジン形式:4.0リッター V8 ツインターボチャージド
排気量:3996cc
駆動方式:アクティブオールホイールドライブ
変速機:8段DCT
最高出力:550ps/6000rpm
最大トルク:770Nm/2000-4000rpm
最高速度:318km/h
クーペ価格:2498万1000円
コンバーチブル価格:2736万8000円


ベントレー コンチネンタルGT W12
ボディサイズ:4850mm×1965mm×1400mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:2450kg
エンジン形式:6.0リッター ツインターボチャージド W12 TSI
排気量:5950cc
駆動方式:アクティブオールホイールドライブ
変速機:8段DCT
最高出力:635ps/6000rpm
最大トルク:900Nm/1350-4500rpm
最高速度:333km/h
本体価格:2941万4000円


ベントレーコンチネンタルGT V8

文:大谷達也 写真:ベントレーモーターズ

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