女性が繰り広げる白熱の戦い!カート未経験者が女性だけのカートレース「M4マドンナカート」に挑戦

Photography:Junichi OKUMURA




メンバー4人のうち2人はカート経験者だった。私は最終ドライバーにしていただいていざ練習走行へ。いざ始まってみると、ペースが速いことに驚かされる。練習でこんな速いのかと・・・。普通に次々と前の人を抜かしていっている人もいる。すでに戦いは始まっているのだ。少しずつ自分も準備をはじめ、スタンバイOK。交代していよいよ、初サーキット走行!

ボンドガールチーム。イエローとグリーンのヘルメットは、もちろんアイルトン・セナモチーフのもの。


勝たなければいけないわけではないので、気は楽だがサーキットだしそれなりに良い走りはしたい。進むことに関しては普通の車と特段変わらないが、カーブがやはり難しい。少し攻めるとすぐにスピンしてしまいそうになるのだ(これは私の運転がなっていないためだと思うが)。カートは身体の重心も大事であるが、一定の位置で保っておくことも難しい。曲がろうとすると遠心力にやられてしまう。実際に、プロドライバーを見ていると、まったく身体が傾いていない。単純に、体幹の訓練も必要であると強く感じた。3周目くらいからなんとなくカーブも慣れてきて、無事にスピンもすることなく練習走行"は"終えられた。

どうしても、身体が曲がってしまうカーブ。少々訓練が必要そうだ。

それから、ゼッケン順に車を並べ記念撮影タイム。ファーストドライバーはヘルメットをかぶり、その横にひとりチームメイトがパラソル持ち役で立つ。ぱっと見では、ドライバーはみな女性だなんて思わないようなシチュエーションである。

記念撮影タイム。

白熱の戦いを繰り広げる女性レーサーたち!

撮影が終了するとそのまま本戦の1時間耐久に突入。60分間を4人なので、15分交代ということだ。各チームはそれぞれのペースで走っているが、もちろん抜いたり抜かしたりのレースドラマがある。スピンしているのもそれなりに見かけられて、決してダメなことではないんだなと思ったりもする。耐久ということもあり、一定のペースで走ることが大事である。1人目、2人目、3人目とあっという間にドライバーが代わっていき、筆者の番。あまりはっきりと記憶はないが、本戦はカーブにこだわりすぎて後半で一度スピンをしてしまったことはよく覚えている。気を取り直して完走し切ったが、改めて考えるとこの1時間はこれまでに感じた中で最も短かったかもしれない。

実際に速度は分からないが、結構なスピードは出る。

終わった後は、汗ばんでいる。すぐにヘルメットを脱いだ。

レースを終えたマドンナたちが「お腹空いた~」とすっかりいつもの顔に戻る。中にはママレーサーもいて、小さな息子さんがくっついていたり。女子校の昼休みのような賑やかな昼食タイムを終えると、表彰式が行われた。ラップ数が多いチームの勝ちだ。

参加者にプレゼントされたお揃いのピンクのTシャツで記念撮影。


1位はゼッケン25のチームで173周、ベストラップは58秒833。2位はゼッケン5のチームで同じく173周、ベストラップは59秒430。3位も同じく173周、ベストラップは59秒766という結果。ちなみに4位になると171周になる。そしてボンドガールチームはといえば、40周・・・!すごいとは言えないが、十分頑張ったほうだろう。表彰式が終わると、じゃんけん大会も行われたりと賑やかな雰囲気のまま幕を閉じた。

最後はじゃんけん大会で景品争奪戦!

嬉しいことに、M4マドンナカートは、今後全国展開を行っていく予定とのことだ。興味のある方は一度でも参加してみるべきだと自信を持ってお伝えできる。



文:オクタン日本版編集部  写真:奥村純一

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事