元F1王者ジェンソン・バトンの「1番」マシン、VWタイプ2がオークションに

Collecting Cars

2009年のフォーミュラ1チャンピオンであるジェンソン・バトンはトライアスロン選手としても優秀な成績を収めていたことを知る人も多いだろう。また、大の日本びいきとしても有名で、自身が立ち上げたトライアスロンチームも「一番(ICHIBAN)」と名付けているほどだ。

そんなバトンと彼のトライアスロンクルーが所有し、チームの自転車を運搬するために使われていたフォルクスワーゲン タイプ2が先日、イギリスのオンラインオークション「Collecting Cars」に出品されていた。





この1956年のスプリットスクリーンのパネルバンは、バーニー・バーグマンの2.0 リッターエンジンを搭載し、約190bhpを発生。HURSTのシフトノブを備えた4速MTである。2007年11月に英国に輸入・登録され、有名なフォルクスワーゲンのスペシャリストであるテリーズ ビートルズによってカスタマイズされた。



大きな開口部から見える荷台エリアには、チームICHIBANの自転車を運搬できるようラックが設えられている。鮮やかな紅白カラーの「ICHIBAN TRI TEAM」デカールも特徴のひとつだ。T1ながら、リアサスペンションが独立懸架式に刷新されている。ブレーキは4輪すべてにディスクブレーキが取り付けられ、16インチのポルシェ フックス アロイホイールを履く。





フロントシートはグレーのビニールベンチシート、白く塗装されたダッシュボードにはSport-Compレブカウンターが取り付けられている。





残念ながら今回のCollecting Carsオークションでは成約には至らなかったようだが、いずれはジェンソン・バトンのファンや、トライアスロンや日本を愛する人の手に渡り、大切にされることを願いたい。

オクタン日本版編集部

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