世界初のイノベーションも採用│様々な進化を遂げたロールス・ロイス 新型ゴースト

Rolls Royce



静粛性については、ロールス・ロイスの音響エンジニアたちが、新型ゴーストの開発にあたって、「静粛性の方程式」を作り上げ、わずかに音として感じられる柔らかな小声で話すときのような「ささやき」を作り出した。これを実現するためには、各コンポーネントが共通の共鳴周波数になるように、サウンド・チューニングを施す必要があったという。

ほとんど音のしない静寂とした環境を創り上げたが、同時に音響の完璧さを追求する当社のビスポーク・オーディオ部門の技術者たちにとっても最高の防音スタジオだといえる。この音響の専門家たちは、新型ゴーストのサウンドシステムを創り上げるために、アーキテクチャーの設計段階から開発に参加し、素材そのものにもオーディオ品質の考え方を応用した。車内で驚異的なサウンド・エクスペリエンスを体験することができるのだ。



新型ゴーストのデザインは、ラグジュアリーという概念の進化が反映されている。それはミニマリズムと純粋さで定義づけられる概念であり、本質的な価値に裏付けられている。新型ゴーストのデザイン開発におけるアイデア・スケッチの段階で、この概念は「ポスト・オピュレンス(脱贅沢)」と名付けられている。

フロントエンドには独自の優美な個性が見られる。これは造形的なデザイン処理ではなく、照明を用いて実現された。ラジエーターグリル頂部の下に配された20個のLEDが、グリル内側のバーを淡く照らす。ポスト・オピュレンスの精神に則り、開発チームはグリルバーの背面をブラシ加工して反射を抑え、意図どおりの控えめな輝きを手に入れた。

ボディ側面に目を向けると、さっとひと筆で描いたようなまっすぐなラインがこの車の長さを際立たせている。下部の「ワフト・ライン(ふわりと浮かぶようなライン)」はボートのデザインから採り入れたもので、光の反射を利用して表面を輝かせ、ピュアでシンプルな動きを感じさせる。サイドウィンドウは中立性を意図しており、前後のドアのウィンドウ形状が等しい比率で割り振られ、これにより新型ゴーストがドライバー指向とショーファー・ドリブンの両方のキャラクターを見事に両立させたクルマであることを示唆している。

オクタン日本版編集部

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