フェラーリが生まれる場所|貴重なファクトリー訪問で撮影できた初公開写真9枚

フェラーリ工場



小さな手助け
フェラーリがフィアット傘下に加わったのは1969年。したがって、親会社が困ったときには、エキゾチックな成り立ちの子会社がその手助けをするのは当然のことだったようだ。とはいえ、フェラーリのペイントショップに置かれたフィアット・トラクターのキャビンを私が撮影したとき、周囲に困惑の空気が漂い始めたのは明らかだった。




ゆったりとした時間が流れる
私が訪れた1986年、フェラーリの生産台数は現在に比べればごくわずかに過ぎなかった。このためファクトリーは明らかにのんびりとした雰囲気に包まれていた。アセンブルが行われているテスタロッサの隣に、モンディアル・カブリオレの姿が見える。




お好みであればどんな色でも……
私がファクトリー内で見たフェラーリはほぼすべてが赤だったから、標準のアンダーコートがこの派手なピンクであったことは驚くに値しない。スカリエッティの工場から運び込まれるボディは、なんの処理も施されていない金属がむき出しの状態で、これに塗装を行うのはロボットの役割。外装の仕上げは概して良好だが、見えない部分の塗装は最小限に過ぎず、厳しい気象環境ではここからサビが生じるのは避けられないように思えた。溶接の質も決して高くない。



編集翻訳:大谷 達也 Transcreation:Tatsuya OTANI Words & Photography:Philip Rushforth

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