オースティン7、シボレーM8D…マクラーレンを象徴する名車と50周年記念モデル

ブルース・マクラーレンのオースティン7




マクラーレン12C & P1。そして650S
その名前は何を意味するのか? 2009年にマクラーレン・オートモーティブが「MP4-12C」を発表した時、一部の自動車メディアは様々に取沙汰した。今では誰も気にしないが、ハイフンにさえ何かを読み取ろうとしたものだ。もっとも、より重要な部分は「MP4」にあったかもしれない。それはカーボンファイバー構造を導入してグランプリの世界を変えたマシーンと同じ名前だからだ。

すべてマクラーレン内製となる初のスーパーカーは、かつてのF1と同じくカーボンファイバー複合材によるシャシーを持ち、3.8ℓV8ツインターボを搭載、トランスミッションはデュアルクラッチ式の7速シームレスシフトを採用している。マクラーレンは開発当初からコンバーチブル仕様も考慮しており、スパイダーはクーペに比べてわずか40kg重いだけ、どちらのモデルも0-60mphを3秒ちょっとで加速するパフォーマンスを誇る。ここに紹介する「50 12C」はマクラーレンの50周年を記念して2013年に追加されたモデルで、生産台数はクーペ/スパイダーそれぞれ50台限定だ。

マクラーレン・オートモーティブは毎年少なくとも一台ニューモデルを発表すると明らかにしているが、ここまではその言葉通りに運んでいる。中でも2012年パリサロンで発表された「P1」は衝撃的だった。フランク・スティーブンソンによるスタイリングは大胆そのものだが、ポルシェ911よりも短いボディにおよそ800bhpを発生するV8に加え、カーズシステム(176bhp)を搭載、最高速は217mph(約350km/h)に.制限.されるという。88万6000ポンド(約1億5000万円)という価格にもかかわらず、375台という生産台数のほとんどはすでに売約済みだ。

そして 2014年 3月のジュネーブにおいて650Sが発表された。マクラーレンは市販車においてもチャンピオンを獲得するつもりである。


創立50周年を記念して生産された50台限定のスペシャル・スパイダーは、より強力なダウンフォースを生むスポイラーやカーボンセラミック・ブレーキ、軽量ホイールを備える。超弩級スーパーカーのP1はハイブリッド・パワートレーンから1000bhp近いパワーを生み出し、マラネロ製の「ラ・フェラーリ」に真っ向から勝負を挑む。下は現在最新の650S


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