イタリアの遺産車が掛川の地に集まる│Kode57がサーキットを走る

Photography: Hidenori TAKAKUWA

去る3月17日から18日にかけて『イタリア遺産車の集い in 掛川』が開催された。掛川城下の三の丸広場と、つま恋リゾート 彩の郷/カートコースを会場として実施された当イベントは、1990年までに発売されたイタリア車、イタリアンデザインのクルマ、主催者が認定した車両に参加資格が与えられ、オーナーおよび同乗者が愛車と共に「集う、走る、語る」を楽しんだ。





静岡県掛川市が舞台となったのはイタリアのペーザロ市と掛川市が姉妹都市になっているからで、それ故に掛川城下の三の丸広場にイタリア関連のクルマを大々的に展示することが可能となったのだという。そして、ランチタイムミーティングの会場が三の丸広場から徒歩圏内の「イタリアンレストラン・ペーザロ」だったので、主催者側の粋な計らいがコンテンツの随所にちりばめられていた。







ランチタイムミーティング後に再び車両展示会場に戻ったエントラントは、集合写真を撮り、愛車のエンジンを始動して市内を巡るパレードランに出発。





その足で午後のイベント会場である、つま恋リゾート 彩の郷に向かった。










つま恋リゾート 彩の郷にあるカートコースに集合した各車は、ドライバーズミーティング後に競技の慣熟走行を兼ねたサーキットランを楽しみ、その後、希望者のみが参加する競技がスタート。この競技はカートコース/1周のラップタイムが速い者が勝ち、というタイムアタックではなく、50km/hアベレージでカートコース/1周を正確に走った人が勝ちというルールで実施された。







競技は、アウトラップ、計測ラップ、インラップの3周で構成された。水色のアルファロメオGT1600ジュニアで参加した筆者が5位、同型車の赤いGT1300ジュニアで臨んだ大谷さんが4位、イノチェンティ・ミニ・デ・トマソでコースインしたACJ代表の是枝さんが平均速度:49.827km/h、ラップタイム:53.032秒、目標値差異:0.173秒で優勝した。







シークレットの賞典も用意され、ラップタイムが最も速かったアルファGT3.2の浅川さんも表彰された。ちなみに、47.062秒というラップタイムをマーク。都内の正規ディーラーで新車を買い、走行距離がすでに31万kmを超えているフェラーリ458イタリアも競技を満喫した。ガレーヂ伊太利屋と共にイベントに協賛したアルファロメオ葛飾が持ち込んだ新型ジュリア・ヴェローチェの試乗会も実施された。






世界的な工業デザイナーとして知られる奥山清行氏が率いるKEN OKUYAMA CARSがリリースした『kode57』も参加。このクルマの“自走での参加”が今回のハイライトだったことは言うまでもない。イタリア関連のクルマを愛する人々が集い、歴史的遺産車を走らせ、また維持するための情報交換会を行うことを主な目的とした当イベントが今後も継続的に実施されることを願うばかりだ。

文&写真:高桑秀典

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