新しい次世代のハイパフォーマンスPHEV、マクラーレン・アルトゥーラ発表

mclaren automotive



もうひとつ、動的な正確性を強化しているのがピレリのCyber Tyre技術だ。このユニークなテクノロジーは、アルトゥーラの電子制御システムに統合されたハードウェアとソフトウェアから構成され、マクラーレンとピレリのエンジニアの協力で誕生した。各タイヤ内部の電子チップがリアルタイムでデータを生成、これを車両の安定制御システムに伝達すると共に、タイヤの空気圧を監視してタイヤのパフォーマンスを最適化するのがピレリのCyber Tyreだ。

マクラーレンのトレードマークである油圧式アシストのステアリングは、何世代ものマクラーレン・ スーパーカーで実績があり、フィードバックの点で究極のシステムであり続けている。アルトゥーラでは、重量削減のため完全に再設計され、これと組み合わされたマクラーレン・プロアクティブ・ダンピング・コントロールシステムはアップデートされた専用バージョンで、比類ない乗り心地とハンドリング特性を支えている。

ブレーキのパフォーマンスも同様に卓越している。アルトゥーラに装着されたカーボン・セラミック・ブレーキと軽量なアルミニウム製キャリパーは、マクラーレンの最新 LTモデルのブレーキシステムと同じファミリーだ。新たなリア・アクスルのキネマティクスと相まって、高速走行時に優れた制動力と安定性を発揮する。

ドライバーとパッセンジャーへの快適性こそ、Artura 開発のモットーだった。特に重要な点は、NVH (ノイズ・振動・ハーシュネス)の改善であり、電動モードではほぼ無音の走行を実現できるレベルを追求した。この改善に貢献したイノベーションには、MCLAの剛性、パワートレインの液体封入式マウント、サスペンションの新レイアウトとセッティング等に加えて、ピレリのノイズキャンセリングシステム(PNCS)がある。ロードノイズを低減するこの特許取得技術は、タイヤ内部のポリウレタンスポンジが振動を吸収し、キャビンへ伝わるノイズを最低限に抑える。

オクタン日本版編集部

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