イギリスのマクラーレンテクノロジーセンター(MTC)では、スタッフの家族や友人を対象に施設を開放するファミリーオープンデイを開催している。今年は、最初に製造された12Cなど23台の展示物がゲストを迎えた。
MTCの建物は、マクラーレンガラスとスチール、流れるようなライン、巧みなエンジニアリングが表現されており、世界的なデザイン事務所であるフォスター・アンド・パートナーズによって生み出されたものである。マクラーレン・オートモーティブ エグゼクティブ・チェアマンを務めるロン・デニスの「優れた施設は優れた人を惹きつけます。自らを高めたいという欲求を生み出す環境下でのみ、人は成長することができるのです」という思想のもと建造された美しい空間。ル・マンで勝利を収めた F1 GTRのリアウィングを支えるストラットをヒントに、高さ12メートルの多孔ウィンドブレードとスリムなステンレス製タイロッドを精密な加工を施し、重量負荷が建物のサブストラクチャに逃げるようにデザインされているのだ。
展示車の中には、マクラーレンの歴史を象徴する1台でもあるF1プロトタイプや、MSO 688HS、P1TM GTRなども並び、23台を合計すると約68億円の価値になるという。
マクラーレン・オートモーティブは創立から10年ほどしか経っていないが、2万台を製造し2025年までにも更なる新モデルを追加していくとのこと。
「このように、マクラーレンを代表するモデルをラインナップしてみると、この短期間で私達がどれほどの前進してきたか分かるでしょう。ここで働く人々の情熱や欲望が成功を導いているのです。家族や友人のサポートがあり、たくさんの素晴らしいモデルをつくり出すことのでき、成功につながっているのです。これからもっと野望を高くし、優れた車を製造していきます」とマクラーレン・オートモーティブのチーフ・エグゼクティブオフィサーのマイク・フレウィットはコメント。
MTCでは、フライトやホテルなどもアレンジメントしてもらうことのできるツアーも行っている。ツアー内では、プロダクションチームと実際に話せたり、ボディの製造工程を間近で見ることもできる。
オクタン日本版編集部
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